短編小説 「分岐点」

私は進路を決めなくてはいけない。

高校3年生の時漫画家になる夢の第一歩として
漫画の新人賞に応募する事にした
受験生の時期の大事な半年間を漫画を
書く事に費やした
漫画家になれたら大学はどの大学に
行っても良かった
小さい頃から絵を描くのが好きで
ずっと漫画になりたかった
夏休み中に描き終わった漫画を
出版社に持ち込みに行った
色々酷評は頂いたが
言われた事を直せたら
新人賞に出しても良いと言われた
ので残りの夏休みの時間
全てを使って直しに集中していた
夏休み終わりに出来た
漫画を出版社に持ち込みに行った
仕上がった漫画の評価は
良かった
もしかしたら新人賞を取れるかも
と絶賛してくれた
私的には取ってもらわないと困る
ところだったので
絶対欲しかった
しかし現実は甘くないのだと
この時初めて実感した
最終選考止まりだった
この時編集者の方に色々と
言われたが
全然頭に入ってこなかった
家で悔し過ぎて泣いていた
受験に向けて勉強しなければ
行けなかったがとてもじゃないが
勉強できる精神ではなかった
休憩の時はいつも動画を見ていたので
この日は一日中動画を見ていた
この日見た一本の動画で私の人生は
転機を迎えた

「ブンブンハーローYouTube
     私が君に嬉しい情報を届けよう」

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