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ASMR台本

この台本は、自由に使って頂いて大丈夫なので配信等で活用して下さい。

なお台本を細かく調整して欲しい時はご連絡下さい。

  1. 導入(リスナーを部屋に迎え入れる)

【シーン】

場所:お姉さんの部屋
雰囲気:薄暗い照明、暖炉の火が揺れる温かい空間
音:雨音、暖炉のパチパチという小さな音

 (ト書き)
部屋の中央にソファがあり、リスナーが腰掛けている。
お姉さんはリスナーの少し後ろ、右側の隅にある棚からアロマキャンドルを取り出している。

 お姉さん(少し遠くから)
「ふふ、今日は雨が降ってるね。お外が寒くても、この部屋の中はあったかいから安心して。
 今、アロマを用意するからね。少しだけ待ってて。」

(ト書き)
お姉さんはゆっくりとリスナーの左側に歩み寄り、テーブルの上にキャンドルを置く。カチッというライターの音が響き、キャンドルに火をつける。

 お姉さん(左側から、やや低い位置で)
「どう?ラベンダーの香り。リラックスできるって言われてるの。あなたに合うといいな。
 あ、もしかしてお腹空いてたりする?」

(ト書き)
お姉さんは少し微笑みながら、リスナーの正面に回り込む。膝をついて目線を合わせる。

 お姉さん(正面から)
「今日はね、お茶も用意してあるんだ。温かいのがいい?それとも冷たいのがいいかな?」

(ト書き)
お姉さんは立ち上がり、部屋の奥にあるカウンターへ移動する。棚からティーポットとカップを取り出す音が静かに響く。

 お姉さん(少し離れたカウンターから)
「じゃあ、今日は温かいお茶にしようね。
 雨の日には、やっぱりほっとするものがいいでしょ?」

(ト書き)
お姉さんがお湯を注ぐ音が響く。小さな湯気が立ち上る様子が見える。
彼女はリスナーの右側に戻り、そっとテーブルにカップを置く。

 お姉さん(右側から)
「どうぞ。熱いから、ゆっくり飲んでね。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの右側に座り、ほんの少し身体を傾けて優しく語りかける。

 2. 耳かきの準備

【シーン】

場所:お姉さんの部屋(ソファ付近)
雰囲気:雨音が続く中、暖かい静寂が広がる
音:暖炉の火、雨音、布を揺らす音

 お姉さん(右側から)
「今日は特別に耳かきしてあげるね。ちょっとだけ、こっち向いてくれる?」

(ト書き)
お姉さんがリスナーの右耳の側にしゃがみ込み、そっと近づく。膝の上に耳かき道具を置きながら、慎重に準備を進める。

 お姉さん(右耳の近く、囁くように)
「最初は、ふわふわの綿棒を使うね。これならくすぐったくないから安心して……。」

(ト書き)
小さな布の擦れる音と、耳かきを軽く揺らす音が聞こえる。お姉さんはリスナーの耳に優しく触れる。

 お姉さん(右耳のすぐ近く、低い声で)
「くすぐったいかな……?大丈夫、ゆっくり進めるね。もし嫌な感じがしたらすぐに言ってね。」

(ト書き)
耳かきが耳の奥で軽く触れる音が微かに響く。お姉さんは動きを止め、リスナーの顔を覗き込むように少し身を乗り出す。

 お姉さん(右耳の近くで)
「ふふ、大丈夫そうだね。じゃあ、少しだけ奥の方まで……気をつけながらやるね。」

(ト書き)
お姉さんは慎重に耳かきを動かしながら、時折耳に息を吹きかける。リスナーの表情を確認しつつ、ほんの少しずつ角度を変えていく。

 お姉さん(右耳のそばで、少し微笑むように)
「こうして耳を綺麗にしてるとね、気持ちも落ち着いてくるよね。ふふ、私も一緒に癒されてる気がする……。」

(ト書き)
お姉さんは右耳の掃除を終えると、そっと耳かきをテーブルの上に置き、リスナーの左側に回り込む。椅子を引き寄せてリスナーの左耳の近くに腰掛ける。

 お姉さん(左耳のそばで囁く)
「次は、左耳も綺麗にするね。こっちの方が敏感だったりするかな?」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの耳に軽く触れ、耳かきの先端をそっと耳の中に入れる。暖かい手がリスナーの肩に触れる。

 お姉さん(左耳の近くで)
「もし気になることがあったら、すぐに教えてね……こうやって誰かを癒す時間って、私にとっても大事なんだ。」

(ト書き)
耳かきの細かな動きに合わせて、カリカリとした優しい音が響く。お姉さんはリスナーの耳に寄り添いながら、少しずつ深い位置まで耳かきを進める。

 お姉さん(左耳のそばで)
「うん、だいぶ綺麗になったよ。これで少しすっきりしたんじゃないかな?ふふ、いい表情してる。」

(ト書き)
お姉さんは耳かきを片付けながら、リスナーの目の前に回り込む。手元に置いたタオルを軽く手に取り、リスナーの耳元をそっと拭く。

 お姉さん(正面で微笑みながら)
「はい、これで耳かきは終わり。でもね、もう少しだけ特別なリラックスの時間を用意してるんだ。」

 3. アロママッサージの時間

【シーン】

場所:同じ部屋、ソファ周辺
雰囲気:雨音が続き、アロマキャンドルが部屋を柔らかく照らす
音:手をこする音、アロマオイルを垂らす音

(ト書き)
お姉さんはテーブルに置いてあるアロマオイルのボトルを手に取り、リスナーの目の前で軽く振る。小さな水音が響く。

 お姉さん(正面で)
「これ、今日は特別にいい香りのオイルを使ってみるね。手に馴染ませるから、ちょっとだけ音を楽しんでみて。」

(ト書き)
お姉さんが手にオイルを垂らし、静かに両手を擦り合わせる音が響く。香りが空気中に広がり、リラックス感が深まる。

 お姉さん(正面で少し低めの声)
「じゃあ、肩を軽くマッサージしていくね。力加減、強すぎたら教えて?」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの後ろに回り込み、肩にそっと手を置く。柔らかな手が肩を優しく押しながら、リズミカルに動く。

 お姉さん(後ろから耳元で囁くように)
「うん、肩のこり、ちょっと取れてきたかな。こうやってほぐしていくと、だんだん軽くなるからね……。」

 4. 深まるリラックスと語られる過去

(ト書き)
お姉さんがリスナーの肩を優しくほぐしている間、部屋の静けさに雨音と暖炉の音が調和する。お姉さんの動きが次第にゆっくりと、リズミカルになる。

 お姉さん(後ろから耳元で囁くように)
「こんな風にのんびりする時間、久しぶりだったりするのかな?……ふふ、そうだよね。忙しい毎日だと、どうしても自分を後回しにしちゃうよね。」

(ト書き)
お姉さんはマッサージをしながら、一瞬手を止め、リスナーの肩越しに目線を落とす。その表情は優しく、どこか物憂げだ。

 お姉さん(低い声で、優しく問いかけるように)
「……でも、たまにはこうやって誰かに頼ってもいいんだよ。ねぇ、最近何かあった?辛いこととか、話してもいいんだよ。」

(ト書き)
お姉さんの声に促されるように、リスナーが口を開こうとする。しかし言葉を出しかけた瞬間、お姉さんが微笑みながら手を振る。

 お姉さん(軽く笑って)
「あっ、ごめんね。急かすつもりじゃなかったの。ただ、私も昔、いろいろ抱え込んでたから……ちょっと気になっちゃって。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの肩から手を離し、少し離れたテーブルに座る。視線をリスナーに向けながら、手元でアロマキャンドルを触る。

 お姉さん(遠い目をしながら、少し静かな声で)
「私ね、前は毎日すごく忙しかったの。自分が頑張らないと誰も助けてくれないって思ってて……。だけど、ある日気づいたんだ。疲れ果てて動けなくなっちゃったら、もう何もできなくなるって。」

(ト書き)
お姉さんは静かに笑い、キャンドルの火を見つめる。その笑顔は少し寂しそうだが、どこか吹っ切れたようにも見える。

 お姉さん(ふっと顔を上げて、優しく微笑んで)
「だからね、こうやって誰かを癒す時間を作るようにしたの。……あなたにも、この時間が少しでも役に立つといいなって思ってる。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの方に身を乗り出し、そっと微笑む。
 
 お姉さん(優しく問いかけるように)
「どう?ちょっとでも楽になったかな?それとも、まだ話したいことがあれば聞くよ。」

 5. 不思議な気配とお姉さんの秘密

(ト書き)
リスナーが返答しようとしたその時、部屋の奥でかすかな音が聞こえる。風が揺らしたような音だが、明らかに違和感がある。

 お姉さん(少し驚いて、リスナーの横に座り直し)
「あれ……今、何か聞こえた?うーん、気のせいかな。」

(ト書き)
お姉さんは立ち上がり、部屋の奥に目を向ける。しばらく静止した後、微笑みながらリスナーに向き直る。

 お姉さん(軽く肩をすくめて)
「なんでもないみたい。ふふ、雨の音でびっくりしちゃっただけかもね。……でも、こういう時って、なんだか昔のことを思い出しちゃうんだよね。」

(ト書き)
お姉さんがゆっくりと座り直し、リスナーの目を見つめる。その瞳の奥にはどこか秘密を抱えているような光がある。

 お姉さん(小さな声で)
「実はね、私、ちょっと変な経験をしたことがあるの。今夜みたいな雨の日に……。」

(ト書き)
お姉さんが語り始めるにつれて、部屋の空気が変わる。雨音が静かに聞こえる中、暖炉の火の揺れる音が際立っていく。

 6. お姉さんの秘密

(ト書き)
お姉さんは静かに語り始める。部屋の明かりは薄暗く、雨音が物語に重なり、不思議な雰囲気を醸し出している。

 お姉さん(静かに、少し遠い目をしながら)
「今夜みたいな雨の日……私、あの日のことを思い出すんだ。あれは数年前のことだったんだけどね……。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの隣に座り直し、少し身を乗り出して話し始める。

 お姉さん(穏やかな声で)
「その頃、私は本当に忙しくて、自分のことなんてほとんど考えられない毎日を送ってたの。ある日、どうしても一人になりたくて、何も持たずに近くの山の中を歩いてたんだ。」

(ト書き)
お姉さんの声が少し震える。雨の音がまるでその時の情景を描くように静かに響く。

 お姉さん(少し間を置いて)
「その途中で、急に雨が降り出してね。避難する場所を探していたら、古い小さな小屋が見つかったの。中に入ってしばらくすると……不思議な声が聞こえたの。」

(ト書き)
お姉さんはその時の情景を思い出すように、少し微笑む。リスナーはその話に引き込まれていく。

 お姉さん(語りかけるように)
「最初は風の音かと思ったけど、どう聞いても人の声だった。でも、そこには誰もいないはずなのに……。」

(ト書き)
お姉さんがその声を真似するように、低い囁き声でリスナーに向かって言葉を紡ぐ。

 お姉さん(囁くように)
『あなたは、何を求めてここに来たの?』

(ト書き)
その言葉にリスナーは背筋を少し震わせる。お姉さんはその反応を楽しむように微笑む。

 お姉さん(微笑んで)
「ふふ、怖い?でも、その声は怖いものじゃなかったんだよ。ただ、私に問いかけてるように感じただけで……。」

(ト書き)
お姉さんの表情が穏やかになり、少し暖かさを取り戻す。

 お姉さん(優しく微笑みながら)
「それから不思議なことに、その声を聞いた日から、私は少しずつ変われた気がするの。自分を大事にすることの意味とか、人を癒す喜びとか……ね。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの目をじっと見つめる。何かを訴えかけるような深い瞳が印象的だ。

 お姉さん(そっと囁くように)
「もしかしたら……あなたがここに来たのも、何か理由があるのかもしれないね。」

(ト書き)
その言葉にリスナーは胸が少しざわつく。お姉さんの語る「声」と自分がこの場所に導かれたような感覚が、不思議と重なる。

 7. 雨音の中で見つける癒し

(ト書き)
話が一区切りついた頃、お姉さんは静かに立ち上がり、棚から小さな音楽プレイヤーを取り出す。穏やかなピアノの旋律が部屋を満たす。

 お姉さん(優しい声で)
「ねぇ、少し音楽を聴きながら、このままのんびりしない?私も隣で座ってるから、何も考えなくていいよ。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーの隣に腰掛け、リスナーの肩にそっと触れる。その手の温かさが、雨音とピアノの音に溶け込む。

 お姉さん(囁くように)
「大丈夫、今日はもう何もしなくていいから。こうやって、静かな時間を過ごすだけでいいんだよ。」

 (ト書き)
雨音と音楽、そしてお姉さんの穏やかな呼吸音が、全ての緊張をほどいていくように感じられる。リスナーは次第に瞼が重くなり、意識が遠のいていく……。

 8. 余韻と新たな気づき

(ト書き)
気づけば雨は止んでおり、窓の外には月明かりが差し込んでいる。お姉さんがそっとリスナーを揺り起こす。

 お姉さん(優しく微笑んで)
「おはよう……少し眠っちゃったみたいだね。でも、顔色がすごく良くなってる。ふふ、やっぱり癒しって大事だよね。」

(ト書き)
お姉さんはリスナーを見送りながら、最後に小さく囁く。

 お姉さん(囁くように)
「また疲れた時は、いつでも来てね。ここは、あなたの居場所だから。」

(ト書き)
リスナーが扉を開けて外に出ると、夜の空気がすっきりと体に染み渡る。不思議な満足感と安堵感を胸に、静かに歩き出すのだった……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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