
【パラ陸上 | あれこれ#50】マルチメダリスト
パリ🇫🇷パラリンピックの開幕まであと25日となりました。オリンピックも折り返し地点を過ぎました。選手の活躍からは学ぶことがたくさんあるので、色々と考えながら観ていきたいと思います。
前回は、メダル獲得数の多い(獲得率の高い)国を紹介しました。パラリンピックにおいてもMulti-Medallists(マルチメダリスト;一人で複数メダルを獲得した選手)の存在が、各国のメダル獲得数を押し上げています。
東京大会のマルチメダリストは、合計89名でした。マルチメダリストのランキングで1位となったのは、🇨🇭スイス🇨🇭のマルセル・フグ選手でした。
マルセル・フグ選手は、車いすのクラス(T54)で、なんと800m、1500m、5000m、マラソンの4種目で金メダルを獲得しました。中距離から長距離までこなす絶対的な王者と言っても過言ではありません。
ランキング2位だったのは、🇺🇸アメリカ🇺🇸のニック・メイユー選手でした。ニック・メイユー選手は、立位で脳原性麻痺のあるクラス(T37)で、100m、200m、4×100m Universal Relayの3種目で金メダル、400mで銀メダルを獲得し、合計4種目でメダルを獲得しました(メイユー選手の現在のクラスはT38)。
ランキング3位は、🇨🇺キューバ🇨🇺のオマラ・ドゥランド エリアス選手でした。オマラ選手は、立位で視覚障害のあるクラス(T12)で100m、200m、400mの3種目で金メダルを獲得しました。
このようなマルチメダリストの活躍は大きな注目を集めることになります。ちなみに、東京大会では合計89名のうち、中国が11名、アメリカも11名、ブラジルが5名、イギリスも5名とマルチメダリストを輩出していました。オーストラリアは4名、スイス、イタリア、タイそして日本は3名でした。
パリ大会では、何名のマルチメダリストが誕生するでしょうか。注目してみましょう!