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【パラ陸上 | あれこれ#48】パラリンピックでもジェンダーバランスを考慮した種目配置

 パリ🇫🇷パラリンピックの開幕まであと27日となりました。8月に入り、選手団の渡仏の準備も着々と進んでいることと思います。

 前回までは、パラ陸上での実施種目で最も多いのは!?ということをお話ししてきました。今回は、少ない種目を取り上げたいと思います。
 パリ🇫🇷2024オリンピックは、初めて男子と女子の選手出場枠が同数になる大会となっています(日本経済新聞 参照)。

 パラリンピックでも、ジェンダーバランスを考慮した種目配置が進んでいますが、図1のように「走高跳」では、男子が3種目実施されることに対して女子の種目は実施されません
 ちなみに公式リザルトブックが確認できる2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン、2016リオデジャネイロ、2020東京(2021年実施)と今大会を含め6大会連続して女子の走高跳は実施されていません。

図1.パリパラリンピック 陸上競技における走高跳 実施一覧

 ところで、2000年シドニー大会の公式リザルトブックを確認すると、F20(知的障害)のクラスで女子走高跳が実施されていました。これらの事例を振り返り、女子走高跳の実施の検討もあっても良いかもしれませんね。

資料1.Sydney 2000 PG2000 Athletics Results Bookより抜粋

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