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【パラ陸上 | あれこれ#53】スプリントガイドランナー

  パリ🇫🇷パラリンピックまで22日となりました。オリンピックと同じスタッド・ド・フランスで行われるパラリンピックの陸上競技。ロンドン大会のようにパラも満員になるのか注目したいと思います。

 さて、今日は「スプリントガイドランナー」を取り上げたいと思います。おそらく多くの人が、ガイドランナーといえば、長距離走で視覚障がいのある選手とともに走る役割を担う競技アシスタントをイメージすると思いますが短距離でもガイドランナーが選手とともに競技を行います。短距離走のガイドランナーを「スプリントガイドランナー」といいます。

 スプリントガイドランナーに求められる主な役割は、100mであれば、スタート、加速、中間疾走、ゴールの各局面において非常に素早い動作で合わせていくことです。200mであれば、曲走路でのスタートや走り方にも工夫が求められていきます。

 1選手には2レーン分が与えられ、そのため決勝に進出できる選手は4名です。スプリントガイドランナーは、選手の右側、左側のどちらかに位置することができます。

 スタートでは、仮にスプリントガイドランナーがフライングすると選手は失格になります(何度もそのような事例をみてきました、パラでも起こっています)。また、ゴールでは、選手が先にフィニッシュラインを通過しなければ失格になります。これも、何度もそのような事例をみてきましたしパラでも起こっています。

 スプリントガイドランナーには、非常に素早い動作と同時に冷静な判断が求められています。ぜひパラで、選手とスプリントガイドランナーの一体化した疾走動作をご覧ください!

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