本来出てはいけないフレアを探す旅【Summarit 50mm/f1.5】
写真はLeica M11、動画はSONYのアルファか、LUMIX S9と最近は住み分けして、遊んで、いや仕事をしている。
Leicaを買ったばかりの時、憧れて買った数本のうちの一本に「Summarit 50mm/f1.5」というレンズがある。このレンズ、発売当初は物議を醸し出して、あまり高い評価をしてもらえなかったレンズだと聞いている。
ただ、お世辞にもシャープとは言えない、このフワッとした写りが特徴のこのレンズが逆にたまらないという事で、中古市場で人気らしく、私も、このなんとも言えない、フワッと加減に惹かれて購入したひとりです。
このレンズの特徴のひとつに、盛大にフレア、ゴーストが出るというのがある。
これ、出たい時に出てくれず、どうやって出すんだろうと探したりしていた。最近はようやくクセが掴めて自分でも出せるようになったんだけど、非常に表現のひとつとして面白い。
と言うのは、フレアやらゴーストというのは、本来写真には映らないのが正しいわけで、出てしまった時は、それはそれで悪評に繋がることもある。
ただ、本来写ってはいけないものを、無理やり出したい瞬間があるのです。このレンズをつけた時は少なくともそのスイッチが入る。
この、作られた当時は失敗!?ともいえる症状が、今では味として、たまらなく欲しいものになっている(←少し大袈裟)
不思議だね「出てはいけないものが出たら喜ぶ」とか、「失敗だと思っていたのが、喜ばれる」。
これ、人生のいろんなケースに置き換えられるんじゃないかなと思ったり。
実に、楽しい、Summarit 50mm/f1.5 LIFE!!
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