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オンライン会議における字幕使用方法

耳の聞こえない学生である近藤ふみかずと申します。生まれつき耳の聞こえない私は、普段コミュニケーションする時以外は補聴器を外しています。

近年、聴覚障害を取り巻くコミュニケーションの環境の変化が大きく変わっています。いろんなツールが出てきて、これまで聴覚障害者がネックだった会議による意思疏通の問題がオンライン化によって解消されつつあります。ぶっちゃけ、会議を行うには対面も大事だがオンラインでやった方が意思疎通が楽だと個人的に感じます。

ここでは3つのツールを簡潔に紹介します。

☆Skypeの字幕機能

Skypeは、インターネットを通して電話や会議をするシステムです。日本では、年額約2000円プランを契約すれば050の電話番号を取得できます。これは、Microsoftの100%子会社であるためマイクロソフトの音声認識技術を使った字幕表示機能が搭載されています。相手に電話するときに、相手の喋った言葉が文字として表示されるのがとても便利であります。私のような聴覚障害者にとってはとても欠かせないツールです。

Skypeにおける字幕表示方法

☆Captionline

筑波技術大学の教授が科研費を使って開発した字幕入力&文字起こしソフトウェアです。他のアプリケーションに比べて動作が軽いです。なので、動作が重くて音声認識が途中で途切れることも、パソコンのスペックがあまり良くなくても、コンピュータを快適に動かせたりできるというメリットがあります。別の人に、タイピングで字幕の入力をしてもらうことも可能です。応用性が多いです。もし、わからないことがあれば以下に書かれているサイトに載ってる担当教授の連絡先に問い合わせてください。

ウェブベース遠隔文字通訳システムのリンク

☆Group Transcribe

これは、Microsoftが2021年3月にリリースされたばかりの文字起こしアプリです。AndroidにあるGoogle 音声文字変換と違いかなり遠くの音でもはっきりと話せば音声を認識してくれる優れものです。実際に、永田町にある立法院(国会)を訪れたときにこの機能を使って文字起こしをしたところかなり精度が良くて感動しました。かなり便利で使うことをお勧めします。また、このアプリは‎リアルタイムの文字起こしだけでなく言語間の翻訳も使用することができます。とても便利です。

アプリのダウンロード先
iOS

☆将来の展開について

開発が順調に行けば、Google MeetやZoomにて日本語の音声認識技術による文字起こしや字幕に対応する予定です。
現在は、英語、フランス語、スペイン語といったヨーロッパの言語の文字起こしや字幕にしか対応しています。シンプルなUIだけであっても字幕がないと本当に機会損失でありますね。いつかわからないが、字幕が使えるようになるのが楽しみですね。#近藤史一

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