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障害者の権利と福祉向上と市との対話のために、パブリックコメントを書こう!豊橋市障害者福祉基本計画に対する意見と提案

私は、耳が聞こえない人が通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の学生である耳が聞こえない近藤  史一です。



概要

今日はまだ令和5年11月25日(土)ですが、豊橋市が令和5年12月11日(月)から令和6年1月19日(金)まで公表意見募集を行っている「豊橋市障害者福祉基本計画(2024-2029)」について、障害当事者としてパブリックコメントをたくさん書く予定です。この計画は、障害者基本法に基づいた中・長期的な計画で、障害者の可能性を最大限に発揮できる住みよい環境の整備や、障害者の権利擁護や差別の解消などの施策に関する基本的な事項を定めています。

私はこの計画に対して、以下のような意見を述べたいと思っています。

通訳者についての意見

・聴覚障害者にとって、情報アクセシビリティの向上や意思疎通支援の充実は非常に重要です。豊橋市では、手話通訳者や要約筆記者の派遣が、定められていますが現状では手話ができない聴覚障害者に対して要約筆記があるということの認知度が低いように感じられます。現状、手話ができる聴覚障害者は全体の2割ほどしか無いので、中途失聴者や手話ができない聴覚障害者に対して要約筆記という便利なサービスがあるということを宣伝すべきだと考えています。私も手話はできますが、そんなに得意というわけでは無いので要約筆記はありがたく感じています。

実際起こっておることと感じていることの矛盾点を解決するためには、障害者のニーズや当事者の意見を聞く機会を増やし、市の職員や関係者の意識や知識そして対話を深める必要があります。

市と連携して就業するまでの支援を手厚くすべき

・障害者は、教育や就業などの機会においても、障害の有無による不利益を受けないように配慮されるべきです。豊橋市では、障害者の教育の振興や就業移行支援・豊橋市障害者扶助料の支援などの施策を推進していますが、障害者に対する就労までの支援は十分ではありません。例えば、学校や職場などでの聴覚障害者のコミュニケーションや学習の支援や、聴覚障害者の能力や適性に応じた職業紹介や就労支援などは整いつつありますが、しっかり就労までできているかと疑問です。こういった点がしっかりしてない影響もあり、障害者が就労できずに、実家暮らしで親に頼ったり、親が亡くなった後に障害年金や生活保護に頼ってしまう点があります。これらの対策を行うには、豊橋の企業や農協などとの連携や協力を強化して就労訓練だけでなく市や就労移行支援と連携して雇用・就労まで斡旋して働いて自立できるような体制作りが必要があります。こうすることで、障害者も働いて稼いで確定申告をして、市側も税収が上がるメリットがあるだろうと思います。

まとめ

以上のように、私は「豊橋市障害者福祉基本計画(2024-2029)」に対して、聴覚障害者の視点から多くの意見を提出したいと考えています。この計画は、豊橋市の障害者福祉の方向性や目標を示すものです。障害者の権利や福祉を守り、障害者もない人も互いに尊重し、支え合う共生社会を実現するためには、障害者自身が積極的に意見を表明することが大切です。ただ、心がけたいのが意見の押し付けではなく市との対話が大事です。無理な押し付けは、かえって市との関係に溝ができるだけです。私は、このパブリックコメントを通じて、豊橋市の障害者福祉の向上に貢献したいと思っています。

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