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🏇ウエスタンか?ブリティッシュか? 再び悩む乗馬のスタイル


今回は乗馬ネタです。

エンデュランス競技をご存知でしょうか?この
競技は、馬で走るマラソンレースのようなものです。乗馬のスキルはもちろん、距離によっては体力も要求される競技です。

馬装はウエスタンスタイルよりもブリティッシュスタイルに近いのですが、ブリティッシュの馬場での競技と異なり、馬の制御のために鞭や拍車を使いません。(出場馬に無理をさせないための配慮)

私は外乗( トレッキング)の際には、ウエスタン鞍にウエスタンブーツで乗りますが、鞭は手綱鞭だけですし、拍車も使いません。ですから外乗しながらエンデュランスの乗り方をずっと練習してきたようなものでした。

経験値が100鞍を超えて、ようやく初心者🔰マークが外れてきましたが、その中で、ブリティッシュ鞍で乗った経験はたったの3回。
ほとんどブリティッシュ鞍の経験はないといえます。
決して上手くはありませんが、すっかりウエスタンの乗り方が身についてしまっています。

ウエスタンスタイルとブリティッシュスタイル

で、基本的な馬の乗り方は変わりません。
しかし、馬に対する指示の出し方は微妙に違います。

特に脚の使い方が違います。ウエスタンスタイルは、馬に対するプレッシャーを最小限にしながら、膝を開き(ガニ股)、リラックスして安定した姿勢を保つようにします。

一方、ブリティッシュスタイルでは、脚をしっかりと胴に沿わせ、膝と内腿で上体の安定を保ちながら指示を出します。このため、脚の位置はウエスタンスタイルよりもやや後方になります。

そして、手綱の使い方も大きな違いがあります。馬をコントロールしながら作業を行う場面があるため、ウエスタンスタイルでは、ネック・レイニングといって片手だけで手綱を操作します。

手綱は緩めで、基本的には馬の首に触れるだけで進行方向をコントロールします。例えば右に曲がりたければウマの首の左側に触れるだけです。右の手綱を引いて曲げるのではありません。

一方、ブリティッシュスタイルでは、両手で手綱を持つのが基本です。また常に手綱のテンション(張り具合)を適度に保ちながら、馬の頭や首の位置を調整するように細かい指示を伝えます。


さて、自分はウェスタンスタイルの乗馬で経験を重ねてきましたが、最近エンデュランス競技に興味を持ち、トレーニングを始めたばかりで、再び🔰マーク付のライダーになって再出発となりました。

エンデュランス競技を目指すのであれば、練習もエンデュランス専用鞍を使うほうが、上達が早いような気がします。



エンデュランス競技では馬装も鞍もウエスタンとは少し異なります。練習レベルでは軽いタイプのウエスタン鞍でも良いのですが、競技に出場するようになると、最終的にはエンデュランス用の鞍を使うようになります。

エンデュランス鞍について調べてみると、エンデュランス鞍にも二つの系統があるようで、ウエスタン鞍に近い本革製の鞍でホーンという取手が無い形のものと、ブリティッシュ鞍に近い形のものがあります。

どちらが良いのかわからないので、乗馬クラブの指導者の方に相談してみました。
お勧めは、やはりブリティッシュ寄りのエンデュランス鞍でした。乗ってみないと感覚がわからないので、試乗鞍を手配していただくことになりました。
…ということは、購入前提です。笑


「今更、この年で鞍を購入してまでエンデュランスやるんか?本気かよ?」

頭のなかでそんな声も聞こえましたが、購入を決めたのには理由があります。

ひとつは、体力の問題。

何歳まで挑戦しつづけることができるのか?
現在、70歳目前ですが、4時間程度のロングライドトレッキングは経験し、完走できましたので、この体力が維持できるなら、40キロぐらいの競技なら挑戦できそうな気がしています。

まだ、体力が残っているうちにある程度までのレベルに到達したい。そのためには、馬装品も借り物ではなく、自分に合わせたものを揃えておきたい。

贅沢かもしれませんが、経験値も含めて、金銭で片付けられるモノには投資したいと思っています。

つぎに考えたのは、馬具、特に鞍と鐙には慣れがあるということです。本当は、鞍を自分用にカスタムオーダーできることが理想ですが、今の自分のスキルでは、これをしても違いは実感できないでしょう。

しかし、自分専用の鞍を所有できれば、自分が乗りやすいように調整することは可能です。
もっと言うなら、自分の鞍を使い続けることで、自分がその鞍に慣れることができます。乗馬鞍は馬と乗り手を繋ぐものなので、慣れる事で騎乗したときの姿勢が矯正できたり、ウマへのコンタクトも変化するものです。

この事は、以前にウエスタン鞍を購入した時に実感したことでした。外乗の時には様々なウマに乗りますし、鞍も変わってきます。長時間乗ると、乗りやすい疲れない鞍があったり、座り心地がしっくりこない鞍では、疲れに違いが出てきます。
ウエスタン鞍を買った時に、鞍の良し悪しを実感できたので、エンデュランストレーニングを始めた時にも鞍を買うかどうか考え始めました。そしてウエスタン鞍でトレーニングし始めてすぐにウエスタン鞍でエントレに挑むのことの難しさを実感しました。

もし1年や2年でエンデュランストレーニングを止めてしまうのであれば、少しもったいないかもしれません。しかし、相談した時に指導者が言った一言に目が覚めた気がしました。
「エントレやってる方の中には、競技を目指していなくて、エントレそのものを楽しんでい人もいます。『集団で走るトレッキングよりもエントレならば自由に走れるから』という理由です」

これだ!これを目指そう!と思いました。

エンデュランスの難しさでもある「他人の手を借りずに単独でウマと移動する」ことは、逆の見方をすれば、エンデュランスの楽しみでもあるからです。

2025年への抱負を含めて、目標を書いてみました。
いつもの長文に最後までお付き合いいただき有難うございます。










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大村義人(ペンネーム )/じーちゃん
お心遣いに感謝いたします。 いただいたチップは、ウマのおやつ代にさせていただきます。🐴