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尾瀬湿原を軽く散策するつもりで行ったら◯にかけた話
今回も馬とは関係ない旅のお話
♪夏が来れば思い出す
遥かな尾瀬
遠い空♪
あなたは尾瀬国立公園の湿原に行ったことがありますか?
この歳になるまで、行ったことがありませんでした。行くつもりも無かったんです。
エンディングノートの#100のやりたいことにも入ってなかったし。
しかし、カミさんの提案により「婦昌夫随」( 夫唱婦随ではありませんぞ!)で尾瀬旅が決まりました。
以下、登山を趣味にしているような、山ガールや山男子の皆さんにとっては、「なんだ、こんな事も知らんのか⁈ 山を甘く見るなよ!」的なつまらん記事になりますので、そのような方はここまでで。
NHKの番組で予習してみた
せっかく行くのなら楽しみたいと、
予習として、NHKのドキュメンタリー番組を探し出しました。
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▶️押しても動きませんよー。
この番組で、どのように尾瀬の湿原が形成され、4メートル近い冬季の雪の下で命が育まれているのかを知り、「尾瀬すげ〜!尾瀬に行きたい〜」とテンション上げました。
参考までに
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⛰️
さて、「尾瀬湿原の旅」といっても、夫婦とも山歩きの趣味も経験もないので、クラブツーリズムさん企画の《尾瀬沼をハイキングする旅》1泊2日を申し込んだわけでございます。
正確には、
〈ハイク初級〉尾瀬ヶ原と谷川岳・一ノ倉沢ハイキング2日間
クラブツーリズム ウォーキングから登山まであるくという旅のシリーズ
さて、ツアー当日
出発は東京駅
上越新幹線で《上毛高原駅》までの移動の予定なので、新幹線の改札の外が集合場所
集合時間ギリギリでしたが、なんとか間に合いました。
そこで、ツアー参加の他のメンバーさんとごたいめ〜ん!となりました。
参加されている方々は15人位で、他にも上野と大宮から合流する人がいるとのこと。
推定するに下は30台から、上は多分80台位までとお見受けしましたが、皆さんの服装と装備をチラ見し、ううっ!と唸りました。
皆さん、揃いも揃ってしっかり登山の服装ではありませんか!
足元は、もちろんトレッキングシューズで固めてるし。
しかも、背負ってるザックからストックがはみ出しているかたも。
おいおい、山登りするなんてきーてないよ。
早く言ってよー💦
ツアーの募集要項には、「尾瀬湿原をハイキング」〈ハイク初級〉とあるので、我らは雨の中のハイキングも想定してパーカーも持ってきましたし、足元もクッション性能の良い厚底スニーカー。
「バッチリでしょ?」
の筈だったんですが。。。💦
だって、尾瀬湿原と言えば、あれじゃないですか?
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湿原に設置されたフラットな木道(もくどう)を軽装でのんびりと散策するイメージ。
「まあ、距離が長くても、フラットな道ばかりだから、スニーカーでもいいよね?」
って思いましたもん😰
⛰️
1日目の目的地は谷川岳の一ノ倉沢
新幹線の上毛高原駅から谷川岳山麓までは、ツアーバス
そこから、マチガ沢出会を経由して一ノ倉沢までの3.3キロをハイキング。帰路も同じ道なので、7キロ弱の行程です。
ただし、このルートは完全に舗装してある道なので、標高差はありますが、ハイキングにピッタリのルートです。
いざ、出発!
と、その前にふと横をみると、何やら奇妙な乗り物があるではないか⁈
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お一人様片道¥500!
しかも、運転手さんの他に解説のガイドさんつきとは!
「乗らない手はないでしょ?」と、我々軟弱夫婦は、合意形成で即決!
この電動バスで一路、一ノ倉沢へ!
途中でカメさん🐢チーム(他の徒歩グループさん)を追い抜き、ウサギさん🐇チーム2名は一ノ倉沢に一番乗り。
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しばしの間、沢を眺めて、登山気分
下りはもちろん徒歩でちゃんと歩きましたよ。
谷川岳ロープウェイに乗ってみた
時間が余ったので、谷川岳ロープウェイ(operated by 星野リゾート )で、天神平駅まであがり、そこで乗り換えてさらに天神峠ペアリフトで天神峠展望台までらくらく移動。
あいにくの天気で、谷川岳は見えませんでしたが、天気の良い日に当たったらこれは絶対におススメです。
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我々ウサギ🐇さんチームは無事、時間通りにカメさんチーム🐢と合流しツアーバスで次の目的地へ。
インスタ映えを求めて清津峡へ
谷川岳山麓を離れた一行は、県境を越えて新潟県十日町市の清津峡へ
清津峡、知ってましたか?
柱状節理の断崖に挟まれた溪谷が見事なビューポイントへ徒歩でフラットなトンネルを通って行けるんです。しかも、インスタ映えするポイントが沢山あって
って、全然知らなかった💦
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こちらを経由して
投宿先の舞子高原ホテルへ
因みにこの日の歩数は16,248歩
「結構歩いたけど、まあ、年の割に元気だよね。よゆーよゆー🤭」と、就寝したのでした。
⛰️
ツアー2日目
いよいよ尾瀬湿原へ
お待たせしました‼️
ここからが本番。
この日の歩数は23,695歩でした。
昨日との違いは、たった7,400歩でしかありません。
しかし、行程のきつさは、全然違ったんです。
ホンマに◯にそうになりましたわ。
ツアーバスは朝8時半にホテルを出発
尾瀬戸倉を目指します。
尾瀬戸倉から先は、大型のバスが入れないので、尾瀬国立公園の入り口になる鳩待峠までは、小型バスに乗り換えて移動です。
鳩待峠のバスの駐車場でバスを降りて、すぐの所に売店があります。
夕方5時には閉まってしまうので、4時45分にはこの売店に辿り着くようなルートに変更されました。(実はこれが大正解でした)
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このツアーでは旅行社のツアーの添乗さんの他に、尾瀬を案内してくださる専門のガイドさんが付いてくれました。
そのガイドさんが尾瀬国立公園の入り口、鳩待峠にあるビジターセンター前で、この後の行程について説明してくださったんですが。。。
それを聞いた自分は
「俺、今日一日、ここで待ってていいかな?💦」と
カミさんに言いそうになりました。
湿原に辿り着くまでのルートが大変
コースのスタートの鳩待峠の売店から、尾瀬湿原の入り口である山の鼻ビジターセンターまでが大変なんです。
いきなり高低差200メートルの石の階段と木道のルートを降りるんです。
手摺りとかありませーん。
雨模様の天気で高低差200メートルのくだりはきついですよ。石の階段も木道も滑らないように、一歩一歩慎重に降りなければなりません。
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晴れの日は山の鼻ビジターセンターまでは60分のルートとなっていますが、実際には90分近くかかりました。
登山をしているガイドさんに言わせれば、軽登山に近いハイキングのレベルだそうですが
自分たちハイキング初心者🔰のウサギさんチームにとっては、これはもはや登山です!!
⛰️
途中、ガイドさんの説明を聞きながら何回か立ち止まりましたが、基本は座って休みません。
しかし、帰りはこれを登るんだと思うと心に暗雲が立ち込めます。
(実際、小雨も降ってきたし )
ようやく、山の鼻ビジターセンターに到着し、持参したお弁当で、昼食と休憩で30分。
(疲れて食欲もなく、半分しか食べられなかった)
因みに、こちらのトイレ🚻は環境を守るメンテナンスのために1回100円のチップ制なので、小銭を用意していきましょう。
いざ、湿原へ!
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食事のあとは、いよいよ尾瀬湿原とご対面です
ビジターセンターのエリアを抜ければ、すぐに湿原が現れます。
因みに、こちらから先は環境省が設置した木道になります。それまでは、東京電力さんが設置したもの。
もともとダム建設用に電力会社が購入した土地が、尾瀬湿原の生態を保護するために必要だという事になり、計画は中断。鳩待峠から山の鼻ビジターセンターまでの社有地に石段と木道を整備・管理し続けてくれているのだそうです。
記憶に間違いがなければ、木道1メートルにつき12万円の費用がかかるそうです。
SDGs万歳🙌
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ここからは、フラットな木道が続きます。
昼食休憩でエネルギーチャージを完了したし、
よし歩くぞー!
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ガイドさんからいろいろと説明を聞くも、殆ど
頭に入ってない。💦
(ツアー参加者は、個人用レシーバーが渡されていて、ガイドさんの説明が聞けます。これはかなり良いです。 )
さて、もともとの折り返し予定だったのは山の鼻ビジターセンターから40分の距離にある牛首分岐でした。しかし、4時45分までに鳩待峠の売店まで戻るには、途中、半分くらいの場所で引き返さないと間に合いません。
残念ですが、今日はこちらまでで帰途に着きました。
山の鼻ビジターセンターで、トイレ休憩して出発。
帰り道は、知ってる道なので、気分は楽だが苦しい登り。
息はあがりますが、往路よりは景色を眺めるゆとりがあります。
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しかし、登りはキツイです。
時々ガイドさんが声をかけてくれて、息を整え、また歩く。
足元に気をつけて歩くのは往路と同じですが、少しだけ視線をあげて、景色を眺めるゆとりがあります。
最後の石段は、売店の花豆ソフトを思い浮かべながら、
花豆 ソフト
花豆 ソフト
花豆 ソフト
と念じながら頑張りました
そのお味は?
甘味が強く、豆感があり、美味かった!
登山の後の甘味は最高です。
お勧めです‼️
売店でツアーの全員が集合して知ったんですが、鳩待峠から山の鼻への途中で石の階段を降りるのが危険だと断念し、売店へ戻ったリタイア組みもあったようです。
残念でしたでしょうけど、英断だったと思います。( リタイアのこと知ってたらウサギさんチームもご一緒にリタイアしてた可能性もあったのにー💦)
さて、旅行記はこれで終わりです。
最後に今回の旅の教訓を
ハイキングはお散歩にあらず:足元はトレッキングシューズで固めておこう
クラブツーリズムの旅行は難易度高め:
ハイキング→トレッキング雨天の時間は5割増:行程にゆとりを
尾瀬湿原、辿り着くまで登山なり
ガイド付きのツアー参加がお勧め:何を見ればいいのか分かれば楽しい
日程にゆとりがあれば、ハイキングあとの温泉泊が最高!
もう一度行きたい!良い所:ウサギ🐇さんチームは山好きじゃないからなぁ。多分、もう🐂行かないカモ🦆 😅
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