見出し画像

セカンドキャリアについて思うこと セカンドキャリアに必要なこととは?

馬の話を離れます。
偶然見つけた、アスリートの為末大さんのnoteを拝読し、自分のセカンドキャリア、サードキャリアについて考えてみました。

先にまとめておきます。
自分のファーストキャリア、セカンドキャリアは医師の資格が必須でした。
次のキャリア形成のためには、新しい資格やスキルを学び準備ことが大切、と言われていますが、自分には当てはまらないかもしれません。
もし、ファーストキャリアがとてもユニークな経験だった場合には、そこを基点としてセカンドキャリアへ発展させる考えもありかなと思います。

参考にした記事↓

   🏇 🏇 🏇

自分のキャリアとキャリアシフト


先ずは、自分のファーストキャリアとセカンドキャリアのお話しをしましょう。

私は国家試験に合格し医師になりましたが、それはただ医師としてのトレーニングに参加するための入場券を得たようなものでした。
研修医、勤務医としてトレーニングを積み、技術を磨きあげ、後輩のドクターをなんとか指導できるレベルまで到達できて、ようやく「医師です」と名乗れるようになりました。
振り返ってみると、そこまでが、私のファーストキャリアだったのだと思います。

では、自分のセカンドキャリアへの移行はどの時期だったのでしょう。それは、勤務医から開業医へキャリアをシフトした時期だったと思うのです。もちろんシフトしたからといっても医師という国家資格が変わったわけでもなく、患者さんに向き合う仕事の内容に変わりはありませんでした。

しかし、勤務医をチームの選手に例えるとすれば、開業医はチームの監督のようなものです。自ら組織チームを作り、マニュアルという細かいルールブックを策定し、指導コーチも努めなければならない立場でした。しかも、選手プレーヤーもやっていました。
ひとことで表すなら、チームのオーナー兼プレイングマネージャーでしょうか。

私は他の方と比べると、医者としてはかなり年齢が若いうちに開業へシフトしました。ですから開業しても学び続けることは大切にしていました。実際、開業してから学ぶことは、経理や人材管理、マーケティング、法令など、医療に直接関係ないものも含まれるので、学ぶ範囲も量も多かったのです。それに加えて、自分自身の医療知識、技術のレベルアップを維持し高めるためのインプットも必要でした。自分の専門分野に関係する学会にも年に数回出席して、知識をアップデートし続けました。

「開業したんだから、そんなに頑張らなくてもいいよ」
「開業医で手術をするなんて無謀だよ。そんなことは大きな病院に任せればいいのさ」

医師会の先輩医師の先生方から、そのようなアドバイスをよくいただきました。しかし、「開業医だから◯◯しなくても良い」と言う言葉は、「だから開業医なんてレベルが低いのさ」という評価に直結している気がします。
病院勤務医に負けない、設備と技術水準を獲得し、それを維持し続けること、それが開業してからの自分のモチベーションになりました。

こんな生活をしていたので、時間は足りませんでした。そして、こんな生活のままで25年続けました。個人開業から医療法人へ、経営形態を変身させ、複数の医師が働けるようなシステムに変えていきました。施設の規模の拡大、新しい治療方法の導入、いろいろな課題が次々と現れるので、退屈する暇はなく時間が経過しました。(我ながらよく燃え尽き症候群にならなかったものだ、と思います💦)

セカンドキャリアからの離脱

そして、最後の課題が、人生のセカンドステージ、セカンドキャリアからのライフシフトでした。開業医で経営者というセカンドキャリアから降りる決断をしたのです。

理由は3つ
1  年齢による体力の低下
2  経営権委譲のタイミング
3  サードキャリアへの準備

1の体力の低下については、説明の必要はないでしょう。私は大きな病気も抱えていませんし、まだ運動がままならない年齢ではありませんが、体力は低下していきます。
ですから、まだ体力に余力を残した状態でのリタイア(バッテリー🔋のチャージが半分くらいに減ってきている感じです)が自分の理想でした。完全に体力を使い果たした状態まで頑張ってしまうと、次のアクションを起こすのは難しくなりますからね。

そして2の経営権移譲のタイミングは、私が最も悩んだ問題でした。経営権のバトンを譲るには、譲られる相手側の体力のことも考えてあげなければなりません。相手の体力に余力がなくなってからバトンを渡すのでは、相手にとっては重荷にしかなりません。ですから、自分の年齢だけでなく相手の年齢も考えて、渡すタイミングを考えてあげなければなりません。

3のサードキャリアへの準備については、実はまだ方針は決まっていません。自分の体力、残りの人生の時間、興味、得意なこと、それらとじっくり向き合って考えているところです。

人生は長いようで短い。しかし、見方によっては短いようで長いとも言えます。慌てる必要はありません。

ただ、サードキャリアの条件として、次のようなことは考えています。

私の考える私のためのサードキャリア


1 自分のセカンドキャリアまでのスキルや経験値を生かせること
2  その活動が地域や社会の問題解決や改善の役にたてそうなこと
3  自分よりも若い世代を対象とした活動であること

1 については、自分のセカンドステージまでの経験は、他の方が経験したくても不可能なユニークなキャリアでしたので、他のことを新しく学び直してゼロからスタートするのは勿体ないと思うからです。
2  については、個人的な趣味に没頭するのも悪い事ではないと思っていますが、やはり何か他人と関われてその役に立てることのほうが、自分のモチベーションも上がると思うからです。
3  は、同世代のひととの活動よりは、若い世代との活動のほうがエネルギーを受け取れるかもしれないと思うから。

さて、長くなりましたが、ここらで仕舞いましょう。
為末さんの長文もなかなかですが🤭
負けない長文になりました😅


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?