臨界学校の思い出 #架空ヶ崎高校卒業文集
2008年
3年U組 核弾頭 爆
臨界学校の思い出
僕の高校生活一番の思い出は二年生で行った臨界学校です。
臨界学校で訪れる虚穴原発へはバスで半日ほどかかりました。原発に近づくにつれ奇形の動植物がみるみる増えていくのを覚えています。
防護服を着て下車の準備をしていると、先に降りた班が三つ首の大鷲に襲われていました。
鷲に啄まれた田崎くんの防護服に穴が開くと、皮膚が爛れ落ち、タール状の液体を全身から吹き出しました。放射線を受けたのです。
虚穴原発の放射線が生命体を変質