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作家の暴言をきっかけに、迷惑ボランティアの4パターンを考える

政党代表も務める作家の暴言が話題になりましたが、話題にすること自体、炎上商法の罠にはまったようなものだと思います。
その賛同者を含め、効率よく無視して、同氏の影響力を無くすこともまた近道と、私は考えます。なので、暴言の内容も作家の名前もここでは触れません。

残念な先輩世代ボランティア

似たような対処をしたくなる例として、この作家と同世代(60~70歳代)の残念なボランティア各位のことを思い出します。
いずれも、自分の存在や考えを炎上的に押し出そうとする点で、類似点が見られます。

1.○○は△△と断言
2.永年の勤務先での慣習を押し付ける
3.自分でやったことを、○○から言われたと責任回避
4.場違いな下ネタを披露

1.○○は△△と断言し続ける先輩

私にも似た嫌いはあるのですが(汗)、「これは私の意見だけど」とか、逆の事例も出したりして、緩和には務めています。若い方の反論があって、「へぇー、そうなんや!」と言える時などは、本当に嬉しくなります。それで仲良くなったりもします。
が、ごく一部の先輩方だと、そうはいかない。
ご年齢柄、これまでのお考えを変えるのは難しいにしても、話の腰を折るタイミングで逆のご主張をされるとやりにくくなってしまう。そういう方が、作家と同じ”愛国”右派にも、リベラル市民派にも、思想の傾向にかかわらずいらっしゃいます。

2.永年の勤務先での慣習を押し付ける先輩

簡単にお考えを変えられないパターンとしては、2.もそうです。
このタイミングで挨拶するぞ!と主張されたり、うちの会社ではこうだった!とか、活動現場で言われたり・・・
”郷に入っては郷に従え”が難しくなるのは、ある一つの職場に合わせ過ぎた結果かもしれません。とすると、退職金は、老後に発生する生きづらさへの補償金いや賠償金の性格があるともいえる。定年まで勤めを続けられた全ての方々に感謝です。

3.自分でやったことを、○○から言われたと責任回避する先輩

前段と背景が似ていると考えられますが、こちらは後で怖くなって退くという、かえって面倒なパターンになります。

ボランティアはあくまで「自発的参加者」ですので、頼まれた作業を断ることもできます。会社や官庁勤め以上に、自分の工夫を生かすこともできます。
しかしながら、”良かれと思って”がいつも上手く行くわけではないのは、どの世界でも同じです。それで、ここはどうなりましたか?と尋ねても『○○さんに言われた』と逃げる方がいたりする。自分で工夫されたお気持ちを大切にしたくとも、毎度逃げられると不信感が募ります。
サラリーマン時代を思い出してみると、これまた永年の勤務時代に培われた責任逃れの手法かと思わされました。やっと定年や早期退職などで組織の縛りを抜けられたのに、自分の内面からは組織の縛りが抜けないというか・・・気の毒な限りです。

4.場違いな下ネタを披露する先輩

唯一、男性だけにみられる傾向です。純粋に個性による産物らしいです。
ある活動の初回顔合わせで、自分の挨拶でいきなり下ネタをかました方がいらっしゃいました。
それだけならまだしも、学生よりは歳が近い私に引き続き絡んでこられる。巻き込もうとする。しばらくは最低限の挨拶で距離を空けていましたが、若い方との話の流れで入ってこられたので逃げられず、私は下ネタの件を持ち出して激怒しました。
その方は何かご理解いただいたようで、打ち上げへの参加を辞退するなど、発言内容が変わったように見えます。それでもやる事は徹底されていたので、ボランティア精神は本物であったと、感心しました。

思い付きの言動なら、無視していい

間違いや場違いは、私でも誰にでもあることです。
何度も続くようなら、私なりに意見させていただいて先輩方のご変容を待つか、私が間違っているなら見解を変えるなり謝ります。間違いかどうかわからないなら、穏健に並行でもかまわない。
さらに、他でも迷惑との評価が出てくるようなら、無視・隔離なども考えてしまいます。若い方々に変な影響を及ぼして欲しくない。

作家とその賛同者も、法に触れないレベルで炎上的な言動を続けるかと思います。
絡んだり話題にする中間的な態度よりは、ちゃんと無視するか、一発大激怒するか、明確な態度をとるほうが、なにかのご変容を産みだす可能性があります。

あらかじめ逆風も想定しつつなら、あるいは自分はそういう性分だとリスクを背負う腹を決め続けているなら、それもまた個性です。
が、暴言時の作家にせよ私が接したボランティアにせよ、その場の流れや思い付き、シンプルに良かれと思って~で発した内容ばかりです。
60~70歳代に限らず、私やほかの世代も一つ一つの言動に責任を持ったほうが良いのは、言うまでもありません。明日は我が身です。

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