#009 可哀想な名でも奥が深いゴミムシさん。
今朝 玄関を掃除している時に駆け足で走る虫が
いましたので 綺麗に撮影できませんでしたが
なんとも可哀そうな名前の 昆虫さん。 大きさにして 2センチほどでした。
↓
命名は誰がするんだろうと思いますが・・
星は第一発見者がつけると聞きますが
虫も 同じなのでしょうか。
ゴミムシ。
学名 Chlaenius naeviger A. Morawitz, 1862
とありましたので
Chlaeniusは アオゴミムシと訳されています。
後ろの表記に A. Morawitz, 1862
これは 命名者か 発見者かもしれないな
と思って調べましたら
「学名の後には命名した人の名前と、
それを発表した年を書きます。」
だそうですので
1862年にA. Morawitzさんが命名したんですね。
ドイツ人かな~と 思い これも調べてみましたら
August Morawitz と言う人でロシア人。
甲虫類に関心のあるロシアの昆虫学者でした。
この人は↓
なかなか 深いです。
その命名の1862年は 日本では明治維新の少し前で
桜田門外の変とか 長州征伐とかやっていた頃です。
日本語ですと 誰が訳したのだろう・・
アトボシアオ ゴミムシ
漢字で 後星青塵虫
そのまんまですが この名前の命名者は 不明です。
後青星まではわかりますが 星は黄色ですよね。
山地の石や倒木の下などに棲む。頭は緑色の金属光沢があり、
背中には薄く毛が生えている。
独特な臭いを発する。
その後、お隣の国では切手も出されている虫さんでした。