競泳選手に必要な大殿筋
お久しぶりです。先週から久しぶりの投稿です。
疲れが溜まっていたのか、少し、控えていました。
また、色々と役に立つ情報を発信できればと思います。
それはそうと、コーチングアシストのテキストが来ました。
いやー本当に勉強になります。
コーチングの内容をそのまま載せると著作権関係になりますので、
私が勉強した内容を少しずつアウトプットしていきたいと思います。
では、本題の競泳選手に必要な大殿筋についてです。
大殿筋は、
起始:後殿線後部、腰背筋膜、仙骨、尾骨外側、仙結節靭帯
停止:大腿骨上後面、腸脛靭帯
神経:下殿神経(L5~S2)
作用は、股関節伸展、外旋です。
補足として、
大殿筋は、上記で記載している様に、足を後ろに上げる事と足自体を外側へ回す作用があります。
しかし、それ以外に、大殿筋は足を外へ広げる又は足を内へ閉じる作用もあります。これは、股関節の軸から上を上部線維、下を下部線維となっています。イメージはこんな感じです。
これら上下部線維の両方がバランスよく働くと、上下の力が打ち消されて股関節が後方へ伸ばす力になると考えられています。
そして、後方へ足を延ばす際には骨盤が前へ傾きますが、立っている状態で地面に足が固定している状態だと、反対に骨盤を後ろへ傾かせる作用もあります。
このように、大殿筋一つでも姿勢や動かし方によっては色々な作用がある事が分かります。
この筋肉が競泳の際には、主に、平泳ぎのキック・スタート・ターンで使われると考えられています。これら重要な場面で殿筋が使われなくてはいけないのですが、泳ぎの中ではドルフィンキックやバタ足等で太ももの筋肉が主に使われる為、大殿筋を鍛える機会が少ないため、ドライトレーニングで鍛えていく必要があると考えられています。
実際の大殿筋のトレーニングとしては、
・両脚バックブリッジ
・片足バックブリッジ
・片足バックブリッジ(サイドスイング)
・バランスボールジャンプ
・バランスボールプッシュ
等を実際の現場で行っています。これらを形だけで行っても、どこからどこまで筋肉がついていて、使っている時の筋肉の収縮をしっかり自ら感じでトレーニングする事が大事になります。個人的に現場で感じる事は、反り腰になりすぎない事と腹圧を高めて骨盤周囲の安定性を高めた状態でこれらのドライランドトレーニングをする事をお伝えさせて頂ています。
今回は以上になります。最後まで一読頂きありがとうございました。