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【リハーサル動画】チベット仏教入門

 ケネス田中先生(武蔵野大学名誉教授。著書『アメリカ仏教』ほか多数)のオンライン勉強会にゲストとして呼んでいただいた時のリハーサル動画です。
 初心者向けに、簡単にチベットの仏教の紹介と、なぜ自分がチベットの教えを学ぶようになったかについて語って欲しいということでした。話すべきことが時間内におさまるよう、リハーサルをおこないました。

《内容》
・日本以外の国々では関心が高い
・実は日本の伝統と共通点多い
 釈尊以外に多数の仏を認める・菩薩信仰・祖師信仰・最もポピュラーな経典は『般若心経』・密教が盛ん
・相違点
 修行法で宗派が分かれているのではない。伝統的な学習法が今も続いている
・ダライ・ラマは特定の宗派の長ではなく、チベット全体の指導者
・修行の中心は密教のグル・ヨーガ
 なぜ自分の師を仏陀や開祖のお姿で観想するのか
・教えにはいったきっかけ
・教えを受けてみてどうだったか
 研究に役立てようというつもりはなかった。結果的に日本仏教の高僧の教えの理解に役立った
・仏教は他の宗教や学問とは違う
 教義を信じる教えではない。知識を増やしていくと理解できるようになるのではない
・日本の伝統もチベットの伝統も、古代インドのナーガールジュナ(龍樹)の仏教理解に基づいている
・近代仏教学(文献学)と伝統仏教は方向性が正反対
・日本も、昭和の高僧までは伝統的理解が生きていた

動画内で触れている、2020年にTibetTVが配信したダライ・ラマ法王の四つの使命についての動画(日本語)はこちらです。

チベットの教えについては、より詳しくは、拙著『チベット仏教入門 自分を愛することから始める心の訓練』(ちくま新書)をご参照ください。
末木文美士・下田正弘・堀内伸二編集『仏教の事典』朝倉書店の「チベット・ネパール仏教の実践」の項目も執筆しています。


チベットの僧院教育については現代仏教塾「日本仏教がチベット仏教に学ぶもの」、

チベットの浄土信仰については、現代仏教塾「チベットの浄土信仰」でお話ししています。



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