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Natronで動画内の不要なものを消し去る!
Natronについての以前の記事
今回はNatronを使って動画内から不要なものを消し去る方法についての記事です。
GIMPで画像から不要なものを消し去る方法を以前かきました。
この記事の方法①修正スタンプにとても近い機能がNaronに備わっています。
1. 消したいものをTrackingする
Trackerノードを作成し、プロパティから+をクリック。
tracker1が作成されます。
3重の四角がViewerに現れました!
外側2つの四角はTrackerのViewerの大きさ、真ん中の■で移動させます。
■を消したいもののわかりやすい位置(なるべく全フレームで見られるもの)に置き、ところどころのフレームで同じように■の位置をあわせます。
上部ツールバーから▶を押すと自動でTrackingされていきます。
上手くいかなかった部分だけ自分で■の位置をあわせます。
RotoPaintもTransformタブに移動し、TackerのTlanslate x,yおよびCenter x,yから親子付けします。
command+ドラッグで親→子に向かってリンクさせます。
(鎖みたいなマウスカーソルに変わるはず)
2. まずは1コマから消し去る
RotoPaintノードのクローンモード(下図アイコン)をつかいます。
RotoPaintノードはDrawから選べますが、Tabキーから検索しても作成できます。
GIMPと同じく、修正の元になる点をcommand(Winではctrl)+クリックで選び、そのまま修正したい点までドラッグして離します。
すると修正の元になる点は灰色の円、修正したい点には白色の円が現れます。
ドラッグすることで、灰色の円の情報を白色の円に書き込みます。
修正前:
修正後:
なるべく近い色から色をとってくるのがポイントです。
RotoPaintのPropertiesから、Life timeをAllに変更。
これでRotoPaintが全フレームに適用されます。
3. TrackerとRotoPaintを関連付けする
TrackerノードのプロパティからTransformタブに移動し、Motion typeをMatch-Moveに、Transform TypeをTransformに変更します。
RotoPaintもTransformタブに移動し、TackerのTlanslate x,yおよびCenter x,yから親子付けします。
command+ドラッグで親→子に向かってリンクさせます。
(鎖みたいなマウスカーソルに変わるはず)
以上で終了です!