「相手のモラルハラスメントを理由に離婚できる?②」
前回に続いて、モラルハラスメントを理由とした離婚について、お話をします。
対等な立場で話し合いができる?
離婚の際には、相手と離婚について話し合うことが大切ですが、モラハラを理由とした離婚の場合、この話し合いが十分にできない場合があります。
そもそも相手が話し合い自体に応じようとしない、向き合わないということも考えられます。
また話し合うことができても、相手が一方的に有利な条件を押しつけられるということもあります。
特に注意をしなければいけないのは、「相手が言っていることがすべて正しい」ということを前提に、話し合いを始めてしまう方も一定数おられる、ということです。
その条件、本当に公平ですか??
これはモラハラに限った話ではありませんが、当事者間での力関係が対等でない場合、強い方から弱い方に意見を押しつけてしまい、不利な条件で離婚をしてしまうというケースも見受けられます。
ただ、ご本人自身はそのことに気が付いていない、というケースも多くあります。
実際にご相談いただいた方の中にも、親や友達から指摘されるまで気が付かなかった、自分だけだったら不利な条件をそのまま呑んでしまっていたという方が複数いらっしゃいました。
このような状態では、話し合いによる解決自体がそもそも困難であるといえます。
まとめ
離婚の条件(財産分与や養育費)については、離婚後の生活にも影響を及ぼします。
特に未成年のお子さんがいる場合にはお子さんの生活にも影響してきます。
また離婚をした後には話し合い自体がますます困難になることが考えられますから、大事なことは離婚時に決めておくことが重要です。
納得をして離婚をするためにも、離婚を決意された時点で弁護士にご相談をいただき、一緒に検討をすることをお勧めします。
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