人生は万華鏡のように
久々に切り絵をした。紙の材質、デザイン選びから始まって、どんな切り絵を作りたいかを選んでいく。切り絵は紙を幾重にも折った上で切り込みを入れていくので、なかなか力がいる。慎重に慎重に、切り落としてしまわないように。
出来上がって紙を広げるまでは、どんな出来かはわからない。少し複雑なデザインに挑戦し、広げてみたときのあのわくわく感。
万華鏡をのぞきこむときと似ている。
そう思った。万華鏡も、同じ素材の集まりでも、見方によってまるで違ったデザインになる。
人生は万華鏡みたいだ。どんな形に出来上がるか、予想もできない。でもふとのぞいてみると、何かしらの「作品」として出来上がっている。もう一振りすれば、また別の「作品」が生まれている。
そんな風に、できるだけカラフルで予想もつかない美しさを持つ人生の万華鏡を作っていきたい。
ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。