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#スキしてみて

6月日記|書くこと。読書スタイルの変化と人間関係のこと。

■宝物のようなほめ言葉6月某日。尊敬する方に、お見せした原稿を手放しでほめられた。今でも夢なんじゃないかと思う。書くことを人生のなりわいの一つにしているとはいえ、本当に尊敬している––高校生の時から知っている––プロの書き手の方からの言葉だったから。 あたたかいお言葉と「!」やニコニコマークがいっぱいの感想原稿を受け取った日から、何度も見返している。愛を持って厳しいことも率直におっしゃる正直な方からの賞賛だったからこそ、うれしくてしょうがない。 上っ面だけの賞賛や心ない

2023年7-9月に出会った印象深いコンテンツたち

例年この手の記事を書くのは半年か1年に1回。ただ、この3ヶ月はかなり盛りだくさんだったので、記憶の彼方に行ってしまわないうちに…と思い、パソコンを開きました。 ※2023年上半期のnoteはこちら ※2022年のnoteはこちら。 ※2021年のnoteはこちら。 ■本・マンガ①『さみしい夜にはペンを持て』 ベストセラー『嫌われる勇気』のライターとしても知られる古賀史健さんによる中学生向けの本。 中学生向けではあるものの、これはそれ以外の年齢の人も、特にオトナたち

失う寂しさ、出会えた喜び

出会うはずのなかった本。 そしてきっと出会うべくして出会った本。 『昨夜のカレー、明日のパン』は私にとって、そしてこれを偶然読んでいるあなたにとってそんな本かもしれない。 …とここまで書いてキーボードを打つ手を止めた時、かけっぱなしにしていたBGMがディズニー映画『リメンバー・ミー』の主題歌に切り替わった。出来過ぎている。どちらも逝ってしまった人を想いながら生きる人を描いた作品だから。 ♪リメンバー・ミー  忘れはしない  リメンバー・ミー  夢の中で  離れていてもい