元彼に復讐しに行った話 前編
私は15歳のとき、22歳の大学生と付き合っていました。
今考えると普通に頭がおかしい。
15歳の私にとって彼は人生で初めて好きになった人でした。
彼の考えは素晴らしくて
大人で、知的で、なんでも知っていた
(今考えるとあり得ない)
しかし
彼には本命の彼女(当時22)がいたのです。
つまり私は浮気相手!!
15歳!初めての恋愛!浮気相手!!!
私は本命の彼女の存在を感じつつも、知らないフリをしていました。
ある日わたしの我慢の限界がきます。
____可愛い人だね。お幸せに
そう告げて彼とお別れしました。
それ以来彼氏は出来ても彼以上に好きだと思える人は現れず、
わたしは完全にこじらせ女になってしまっていたのです!
それから月日は流れ
20歳になったある日のこと
LINEのブロックリストに彼の名を見つけました。
お〜懐かしい。
私の青春をぶち壊した男じゃ〜ん
え、なんか送ってみる??
ほんの出来心だったんです。帰ってこないと思ってたんです。
久しぶり、元気?
そんなことを送りました。
案外すぐに返信が来て、
____驚いた。元気だよ。久しぶりに話そう。
彼から電話がかかってきて
お互いの知らない5年間を話しました。
LINEじゃなくて普通の電話にかかってきて、私の電話番号をいまだに登録していることにドン引きしたのを覚えています。
そして最後に
俺、彼女と別れたばっかりなんだよね
そのとき、私の頭には復讐という文字が浮かびました。
(つづく)
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