"スティーブ・ライヒ スペシャル・コンサート"(国際芸術祭あいち2022)に行きました.
『スティーヴ・ライヒ〜スペシャル・コンサート』に行ってきました.
わたしが音源を買ったことがある唯一(多分)のクラシック作曲家,スティーブ・ライヒの楽曲のみ演奏されるコンサートに行ってきました.
愛知県芸術創造センター
会場は新栄にある愛知県芸術創造センター.40年以上名古屋に住んでいますが,この近辺に行くことも初めてでした(新栄で降りたことはあるけど1ブロック離れてる)
凝った外観と窓から見える階段の施工から80年代初頭の建築と推測したところ正解でした(1983年).
内部は六角形と120度を多用した作り.面白いのですが,いろいろと面倒そう(苦笑).いろいろなところにデッドスペースができていて,トイレ個室の60度鋭角の角は掃除が大変そうでした.天井が低いのも歴史を感じさせます.
ライヒ氏本人が出演されるわけでは無く,ビデオで出迎えていただけました.1階席しか見ていませんが,観客は定員の9割くらいの印象.
私自身は調どころか和音や音階すらおぼつかないレベルではありますが,楽しかったです.録音と生演奏が重なるんですが,生演奏とわかる部分と録音と溶け合っている部分があったり.壇上に小型スピーカーが12台並ぶ曲もあるなど,音響の調整や壇上の演出も面白かったです.
録音とテンポがちょっとずれたフレーズが繰り返されるのですが,プロの演奏者ってこういうこともできるのですね…という驚きを確認しに行った感じもあります.人力ミニマルミュージックがどうやって演奏されるのか?に興味があったのもチケットを買った理由でしたので,演奏の現場を観れただけでもかなり満足でした.
どの曲も音源で聞いたことがあるものでしたが,特に盛り上がったのは(ベタではありそうですが)"Electric counterpoint:fast"でした.単純にかっこいいギター曲!ドラムやボーカルを乗せて立って聴きたいなー,と思っていたら終わっていました(笑.あとは打楽器好きなのでビブラフォンのマレットさばきを観たかったのですが,譜面台に隠れてちょっとしか見えなかったのがざんねん.
音楽理論の基礎が備わっていれば楽しめるところも多いんだろうなーと想像しつつも音の波にどーぷんと浸る2時間でした.数回数分程度夢の世界に旅立って以下ことを正直に告白いたします(苦笑.
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