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音楽と記憶

今まで自分が聴いてきた音楽って割と鮮明にいつどんな時にどんな気持ちで聴いてたか連立して覚えてるものだ。
プレイリストを遡って聴くと、当時の匂いとか感情がブワ〜っと思い出されてほんわかしたり泣きたくなったりする。
脳ってフシギ。

●mei eharaのアルバム「Ampersands」
Merzhausenの丘の上にあるWGに住んでいた頃、時間だけはあったからトラム代をケチってFreiburgから家まで1時間くらいかけてよく歩いた。このアルバムを聴きながら。夏だったし上り坂で汗ばむんだけど、日陰だと風は涼しい。天気はいつも良くて日傘さしたいんだけどさしてる人なんて誰もいないからさせなかった。試験の結果待ちだったし、これからドイツでどうしようって時だったからほんのり不安な気持ちとバイトもしてなくて貯金をすり減らしてたから焦りもあって心から解放された気分ではなかったけど、大家さん夫婦は週末の度に同居人のお姉さんも一緒にビアガーデンに連れて行ってポメスとビール奢ってくれた。
3ヶ月だけだったけど毎日のんびりしてて人に対するストレスがなくて心が洗われた日々だった。おうちの庭もアンネッテがいつも手入れしてて綺麗なお花がたくさん咲いてるの。
周辺のお家もみんな庭造りに命かけててかわいいお花がたくさん咲いてた。アパートでもバルコニーが必ずあってみんな各々の飾り付けしてたり。そういうとこ見習いたいな〜

●Omar Apollo 「Today」
実家の畳の部屋で従兄弟の結婚式に着るドレス作りながらずっと聴いてた。いつ聴いても好きな曲。ベロアの感触と縫いにくさを思い出す。

●Billy Lemos 「Wait」
兵庫に住んでた時、車の中で永遠に聴いてた。
この人の曲は途中で変調したりリズムが変わったりして面白い。他の曲もだいたい好き。
トリッキーなメロディも良い。
ラップにも音がないと飽きる性なのだ。

●Inner Wave「Whoa」
これも、兵庫に住んでた頃にずーっと聴いてた。
まじで永遠リピートだった…
この頃は車の中で聞くのがほとんどだったので一人で車走らせながら神戸行ったり更なる山に行ったりしてて、その時のお供だった。これ聴いてよく篠山に行った気がする。
淡々と聴いてた。道路の思い出しかない笑
車…乗りこなしてたのに今はもう乗れません。
この人関連ほぼ好きで、Banes WorldとかLos RetrosとかBlack Poolももれなく好きです。Mac DeMarcoも。人にも勧めまくった曲。

●cero 「ロープウェー」
これは就職してすぐの頃仕事終わりにコワーキングスペースに行くときに聞いてたんだけど、いまから夜の部はじまるぞ〜って気持ちになる。
カップリングだけどメインより聞いてる人多そう。コワーキングスペースで誰かに会うのドキドキしてた。誰もいないことを願っていた。

●Jon Brion 「Etarnal Sunschineのテーマ」
映画音楽でいいな〜と思う人ってなんかたまにまたこの人か!ってなる。その一人がJon Brion。
Lady Birdの曲とかもこの方のようで、良い。
失恋した時に泣きながら聞いてた気がする。エモい。映画もまた泣けるしね。
映画音楽ではAlexandle DesplatとDevonte Hynesも好き。

●Anderson .Paak  アルバム「Venice」
これは兵庫で歯医者に行く往復の道で聞いてた。
歯医者って信頼できるとこが本当に少ないと思う。平気でインフォームドコンセントなしで処置してくる歯医者とかいる。
住んでる近くに良さそうな歯医者がなくて、車で40分かけてめっちゃ遠くの歯医者に結構長いこと通ってたの。道が混むから毎回焦りながら運転して小さい軽自動車でトラックに挟まれながらアクセル踏んでた。懐かしい。「Get ’EmUp」がいっちゃんお気に入り。

●Lomelda アルバム「Thx」
当時の彼氏とたまたま一緒に行った京都のセレクトショップでかかってて二人で気に入ったアルバム。沖縄旅行中にも聞いていた。
けど旅行中に体調悪くなって、クリスマスなのにご飯食べる元気も無くなっちゃってその人には一人でご飯行ってもらってわたしは一人でベッドで寝てしまったのだった…苦い思い出笑

●Thom Yorke アルバム「Tomorrow’s Modern Boxes」
一時期Apple Musicから消えてたけど復活しててよかった。これも兵庫で車の中でよく聞いた。アルバムだけど一枚で一曲感覚。
大阪方面に向かう崖沿いの混み合った道。紅葉した木々と夕方の微妙な時間帯に光る車の赤いライト。全部に❤︎してある。

●of Montreal  アルバム「Skeletal Lamping」
この人の全部結構好きなのだけど、このアルバムの中の「Touched Something’s Hollow」って曲が寂しいの。他の曲とかはだいたいアップテンポで明るいパカパカした曲ばっかなんだけど。何か悲しいことがあって、この人聴いてたら急にこの曲流れてきて「あっ…」って自分の気持ちが溢れちゃうことがあったり…
人と一緒に聞く曲ではないかも。
「The Sunkandic Twins」っていうアルバムもいいです。他のもいいです。わたしにしては珍しく明るめの曲たち。

●James Blake アルバム「James Blake」
このアルバムでた頃、わたしは東京のある純喫茶でアルバイトをしていた。わたし史上最高のアルバイト先だった。お店が8時に終わってホールの掃除をする間、店長がキッチンの掃除をするのだけど、その時いつもラジオをかけてくれた。このアルバムはずーーーっと流されていたの。推し推しだったのだろう。それで耳に馴染んでしまって家でも聴いてた。学校では文化祭のショーと、その頃インターンもやってて、だからバイト、インターン、学祭、学校の課題という4重苦で寝る暇もなかったんだけど全部好きだったから割と頑張ってた気がする。服作りながらずっとこのアルバム聴いてた。東高円寺のシェハウスの5畳の階段付きベッドの下で。完全に夜。友達にJamesblake聴いてるって言ったら笑われた気がする…所詮根暗な自分…

ぱっと目に止まったアルバムとか曲だけ書き出したけど永遠に書けるなこりゃ…
誰得でもないわたしが読み返して自分の好きな音楽本当好きーって思うだけの投稿でしたッ✴︎

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