目標達成に前向きになれる社内イベントグッズを作成した話
この記事は freee Designers Advent Calendar の12日目です。
こんにちは、freeeプロダクトデザイナーのhinakoです。
freeeでは毎年、エンジニア、デザイナー、QA、PMが参加する開発合宿イベントが行われており、2023年は12月に軽井沢にて2日間開催されました。
今年は感染症の流行も落ち着き、みんなそろって宿泊ありでのオフライン開催は4年ぶりということで、開発合宿を盛り上げるためにキービジュアル作成やグッズのデザインを去年に引き続き行っていきました。
合宿開催にあたっての課題
freeeでは、感染症の流行が落ち着くまで、宿泊なしの合宿イベント(ハッカソンに近いイメージ)を開催していたのですが、その間開発メンバーも大幅に増えました。
そんな背景から、宿泊なしの開催でも一定満足度が高い状態で開催ができていた開発合宿を宿泊ありに戻し、予算をかけて実施することは運営の中でも壁がある状態でした。
そこで、参加するメンバーには例年の開発合宿テーマより少しレベルの高い目標として「取り組むことで何かを10倍・1/10にすることが狙える」テーマを各自が設定して臨むことを参加条件とし、参加メンバー全体でより明確に取り組みのインパクトを狙っていくこととしました。
とはいえ、せっかくの軽井沢合宿なので、いつもの業務からは切り替えて楽しんで欲しい気持ちも私含め運営メンバー全体で感じていました。
この背景から、固くなりすぎずグッズでゆるく課題設定と向き合えるものが作れたら良いなと思い、作成を進めていきました。
実際に当日までにはこんな流れでグッズ作成を進めていきました。
軽井沢や当日の行動の調査・想像
作成グッズ決定
キービジュアル作成
発注
現地での配布
調査から発注まで
先ほど挙げた課題意識に加え、今年のイベントで楽しい部分はやはり2年ぶりのオフライン開催である軽井沢開催であること、また新幹線で一部車両を貸し切ってみんなで移動することが特徴であることから、キービジュアル作成やグッズ作成に落とし込んでいきました。
作成したキービジュアル・グッズを紹介します〜
キービジュアル
軽井沢に対する調査やそこから私が感じたイメージをもとに、キービジュアルを作成していきました。軽井沢らしさを高級感やゆとりと捉え、上質なイメージを出すことを狙っていたり、モチーフとしてバラをデザインしています。
最近はこういったビジュアル作成も、事前のリサーチを計画立てて行った上で進めていくと、周りにも説明が上手くできるし、自分の中でも軸ができた上で強度が高いものが作れる気がしていて、もっと調査力高めていきたい気持ちが上がっています。
刺繍ワッペン
新幹線の移動では引率係の社員を立てることになり、その人たちの目印として、車掌イメージの制帽に付けるワッペンを作りたい!という思いをもとに作成しました。
刺繍表現には細かい装飾のあるビジュアルは適していないので、どんなデザインだったら刺繍で十分表現ができるか?も気にしながらキービジュアル自体も今年はデザインしていきました。
10倍・1/10宣言!ステッカー
イベントといえば!なイベントロゴ入りのステッカーです。
去年はそのままロゴマークのステッカーを用意したのですが、今年は前に掲げたような課題背景があったことから、名札に貼って各自が掲げたテーマを達成宣言できるようなステッカーパーツも組み合わせて、作成しました。
会場に入場するときに自分が設定したテーマのステッカーの方をどちらか選んでもらう仕組みです。
名札ストラップ
当日ホテルの会場でfreee社員であることの目印として、名札をつけてもらうことになったため、首から下げられるストラップを作成しました。木など軽井沢らしいモチーフを入れつつ、既にfreeersに配布されている名札との相性も考えながらデザインしてきました。
当日の様子
そんなこんなで当日となり、現地入りして会場入場と同時にデザインしたビジュアルやグッズをみんなが使ってくれている様子を見られて、デザインして良かったなと思いました。
名札に貼って目標宣言!この名札の方は宣言通り2日間で素晴らしいアウトプットを出して、表彰されていました。すごい!
ホテルのコテージではピザが注文できたのですが、今見ても美味しそう〜。名札つけてもらっています。
引率に使用した旗は微妙に予算不足で100円均一の木棒にキービジュアルをコピーした紙を貼り付けて作成しました。
どうなることかと思いましたが2日間であれば意外と持ってくれて、低コストで使えるものが作れて結果的には良かったなと思いました。
取り組んでの学び
今回刺繍グッズを発注するにあたって刺繍デザインを色々見て参考にできたことが大きかったと感じています。少ない色数でビジュアルをまとめる技が光った作品とたくさん出会うことができ、刺繍デザインの考え方はいろんなグラフィックデザインにも応用できそう!刺繍面白い!と思いました。
おまけ
毎年開発合宿は代表の佐々木(ニックネーム: DS)も参加してもらうことが恒例になっているのですが、今年は参加が難しかったので、身代わりとして当日会場に存在としていてもらうための代表のアクリルスタンドも作りました。
社内のSlackやドライブから、なるべく全身が入っている画像を集めて(これが意外ととあんまりなかった)切り抜いて発注しました。
これは正直作っている時は反応が不安だったのですが、何気に持ち帰ってイベント後も楽しんでくれている方もいて、良かったなと思いました。
ここまでイベントで作ったグッズ紹介をしていましたが、いつもは人事労務ソフトのデザインメンバーと一緒にプロダクトデザインしています。昨日のryotakeさん記事でも載せてくれた通り、今週の freee Designers Advent Calendar は木曜日まで人事労務チームのデザイナーが続きます!
明日はみんなのパイセンnagomunがグローバル開発で得た学びを紹介してくれます。楽しみ!