龍馬さんに会いに

平日の3連休、本当はまた尾道に行って町田尚子さんの世界に浸る予定でいましたが、ちょっとした都合により断念せざるを得ず、2日間は家でゴトゴトしていました。

1日目、
土曜日に受けるはずだったzoom講座が、孫たちの出現でアーカイブ受講になったため、朝からPC画面とにらめっこ。
でもとってもとっても大きな学びのある講座なので、時間を忘れてしまってPCから離れた時には夕方だった。でもまだ半分。
2日目はその後半を…と思っていたが、あ、やばい！
公文やってない！
と思い出し、公文の筆ペンの宿題に没頭する。これ、一枚書くのに結構時間がかかるのですよね。
自分の文字の下手さに嘆きながら、一筆一筆に集中して書く。最近は投稿していないがたまに書く筆文字のためにと始めた公文の筆ペンだが、今まさに自分の人生と向き合っている感じ。

結局それに時間を費やし、あ、ちゃんと家事もしたのよ。ダンナ朝から家にいたからご飯も作ったし、夕方からの勤務って言うからちゃんとお弁当も作って持たせたし。ちなみに1日目もダンナは休みで家にいた。隣に住む義母と最近できたうどん店に行くけどどう？って誘われたけど、そこは丁重にお断りさせていただきました。私悪妻なので。

そうして迎えた3連休最後の日の今日！
流石にずっと家にいるのも…それに今日も朝からダンナは家にいる。ということで三女と一緒にやなせたかし記念館へ行こうということになった。

高知県出身のやなせたかしさん。
高知県に多大なる貢献をされ、高知の街中にはやなせ氏のキャラクターが溢れている。アンパンマンのキャラクターだけでなく、鉄道や防災、行政のキャラクターもあり、至るところでお目にかかることができる。

三女とその末っ子でもうすぐ４ヶ月になる孫と一緒に記念館に行ったのだが、（なぜ行ったのかはまたこの次に）この子はまだアンパンマンには興味がなく、今1番興味あるのは家のすみっコぐらしの鳩時計みたいなやつ。その振り子が一番のお気に入りという。
アンボンマンミュージアムに入らなくても、外にはアンバンマンやその登場するキャラクターのオブジェがたくさんあるのでそれだけでも十分今は楽しめる。

このやなせたかし記念館は娘の家から車で30分ほどなので、記念館と別館を廻り、話題のバン屋さんに寄っても午前中のうちに娘の家に帰ってこれるというか帰ってきた。そこでちょっとゆっくりしても1時にはそこを出て今度は車2台で西松屋に。

孫の服がない！正確には男の子の服がない！というので西松屋で服とか諸々を購入。つい先日もネットで買ってあげたばかりなのでここではほんのちょっとだけね。だって今日は全部ばあちゃんの奢りだから。

娘たちとはここでサヨナラして1人家路を辿る…。

まだ2時か。
天気いいし、海でも見ながら帰ろうか。
いつもなら高速乗って高知の市街地に出るのだが、今日は海沿いの道を通って帰ろう。
そして浦戸大橋から見えた海があまりにもきれいだったので、橋を渡り終わったところの信号待ちで、直進ではなく左に曲がって桂浜へと向かった、もちろん1人で。

平日だから道も駐車場も空いてるし、人も少ないし、最近運動不足だから散歩にちょうどいいかなぁと思いながら車を停めて龍馬さんのいる場所までまっすぐに向かう。

チラホラと観光客もいらっしゃって雰囲気はやっぱり観光名所。

何年振りだろう、ここへ来るのは。
東京にいる長女が当時は彼氏だった今のだんな様と来た時以来かな、ってことはダンナが倒れる前か、うん、4年前。

高知らしく波は荒々しくて音を立てている。その中で龍馬さんは遠くを見つめながらも足元の私たちを守ってくれているのだなと勝手に解釈してご挨拶。
「お久しぶりです。私も孫が増えました。でももうちょっと若々しくいなければいけませんねぇ」なんて心の中で呟きながら浜辺の方へ歩いていく。

今日は本当に波が荒く、少しでも波打ち際に近づこうとするならば、すぐさま「今日は波が高いですので近づかないでください」とアナウンスが流れる。
それ以上近づく人はもちろんいない。

浜辺に遊歩道があるのでそこを歩いて行くと、岩山に上がれる。そこにのぼるのは十数年ぶりかな、初めて桂浜に来た時以来であるかもしれない。
意外と女性のおひとり様が多いことが嬉しかったりして。でもみんなお若い方ばかりだったけど。

岩山には小さな神社があって、そこには海津見（わたつみ）神社とあった。しっかりお参りして御神籤まで引いて、そこにあった言葉が本当に今の私にピッタリというか、背中を押してもらえたというか。今日この日に来ることわかってた？みたいなことが書かれてあり、一瞬にして足取りが軽くなったのである。

何かと話題の桂浜水族館には寄らなかったけど、この場所から娘にLINEしたら「いいな」と返ってきた。今度は次女たちも誘ってこよう！

1時間以上は桂浜にいたのかな、駐車場に戻る頃にはじわっと汗もかいてちょうどいい散歩になりました。
家から散歩というとどうしても犬中心となってしまったり、一人で行ったとしてもあんまり人に会いたくないものだから夜遅い時間に行ってパトカーに止められたりするのですが、お休みの日にちょっと家から離れて歩くのもいいなぁと思いました。
思っただけで二度としないなんてことのないように、ここに書き留めておこう！