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未完

今日、なにげなくミスチルのライブDVD未完を見てました。
夕飯作る時に「何も音ないのやだなーテレビかラジオつけるのも何となく気が乗らないし、ライブ流しておこう、何にしよー……なんとなく目についたから、未完にしよ。」という、完全なる偶然で選びました。

センステ出て来てる時のMCで、桜井さんが愛のお話をしてた。感銘を受けたとしてブッダの話をしていた。子を亡くした母と、生き返らせてくれと頼まれたブッダの話。

これねー撮影日の前日に行ったなー!日産、私が行った日はギリ雨にならなくて、翌日に行った友達が「けっこう雨降ったやばかった、でも桜井さんテンション高くてよかった」と羨ましいような羨ましくないような話をしていたのを覚えている。

2015年9月(かな?)。8年半前。未完からもうそんなに経ったの!?ってまずびっくりしたけど。書きたかったのはそこじゃなくて。今、「●●から何年」とか考えると「あの時はまだ父がいた」になっちゃうからさ。

でも結局そこにつながるんだけど……
桜井さんが語ったブッダの言葉。「生きている子は生きたまま愛せばいい。死んでしまった子は死んだまま愛せばいい」と、こんなニュアンスだった。



……なんか、びっくりしてしまう。このMCのこと、すっかり忘れていたのに、完全に偶然で今日このDVDを選んだのに、父の命日から4ヶ月が過ぎ、日常に戻ろう戻ろうとする意識と、「いやだ父が生きていた日々からどんどん遠ざかるのが怖い」という気持ちの、両方があって。

ぼちぼち楽しい予定も増えてきた。5月に、すっごく久しぶりにライブに行く。去年の夏以来、ライブ行ってないから10ヶ月ぶり。芝居も9月に新感線を見たのが最後で、こちらはまだ何も見に行く予定はない。

「これのために生きている」の塊だったライブ・観劇から遠ざかって、墓だの相続だのの話題に慣れて、喪中って何しちゃいけないんだっけ、一周忌の準備っていつ頃からしたらいいかな、とぼんやり考えながら生きる日々。


死んでしまった人は死んだまま愛せばいい。
そんな時に、こんな言葉が飛び込んできたことを、偶然と言っていいのか。私は目に見えないご縁とか大好きだから「呼ばれた」とか思っちゃうけど、それで自分が楽になるならそれでもいいかな。


今日も父の遺影の前には、母が毎朝いれるコーヒーと、スーパーで買ってきたカレーパンと、そのうち私が食べるのだが私が自分のために買ってきたバレンタインチョコが飾ってあります。


桜井さんは「愛は想像力」と言っていた。想像力かあ、今、何か発揮できる想像力は何かな。(今、↑で愛とタイピングしようとして、左小指のタイプする場所が一字ずれて、愛と打って変換するはずが「死」となってしまった。「死は想像力」。死と愛ってつながる??)


そして、このMCの後にand I love you歌う桜井さん、ずるいよね……誉め言葉です。andって何、andって、最高。何か別の感情があったんだよね、それに加えてI love youなんだよ……
「傷つけあうためじゃなく僕らは出会ったって言いきれるかな」が大好きです。最終的に傷つけあって悲しみだけを残すために出会ったなんて、誰も思いたくないよね。

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