花唄
納骨してきました。
早いねー。あと一週間ほどで亡くなってから半年になる。
納骨のタイミングとしては早いのかな、遅いのかな、わからないな。四十九日には全然間に合ってないし、お墓を決める所から始めた割には早いような気もするし。
祖父母が眠っている代々のお墓もあるのだけど、うちの父は長男ではないし、独り身である私もいることだし、親族一同とは別でお墓を購入しました。樹木葬、プレート葬というかたち。
何年か前に、まだ父が家にいた頃だったと思うけど、「変な話だけどさあ……」と切り出して、母とお墓のことを話した。立派な墓石の下に沢山の親族一同と一緒に眠るということに何か違和感があって、大自然に還る方が個人的には好きかもしれない、と話した。母も友人の影響あって樹木葬を考えていたらしく、自然とそうしようか、という流れになった。
幸い自宅から車で30分程度の行きやすい距離で見つけられたから、そこにお願いした。静かで植物も多くて、けっこう好き。霊園だから当然まわりにも沢山お墓があって、全然知らない人たちだけど、これなら寂しくないかなあ、という気持ちになった。
今は、父が眠る場所として選んだけど、自分もいつかここに入るのだ、と考えると不思議だ。その時は私にとって父との再会のタイミングになるんだろうか。
今日は急に気温があがって、暖かいというより暑いくらいで、納骨は午前中なのに汗をかいた。行く途中、車のラジオでTOKIOの花唄が流れていた。この歌、好き。「泣き出しそうな僕のために舞う花吹雪」がすごく頭に残って、さすがに納骨でまた泣くようなことはなかったけど、この曲を聞いたらこの先今日のことを思い出すのかなあ。
明るい前向きソングかと思ってたけど、歌詞がなかなかに戦う人の歌でびっくりした、花唄。良い歌だね。