好きなことを、感謝されるためにやりたくない
私は、心理カウンセリングという仕事が好きです。
人の考えを聞くのが興味深いし、少しでも元気になってもらえたら嬉しいからです。
でも、感謝されるためにはやりたくない。
もちろん、感謝されるのは嬉しいです。
だけど、感謝されることが目的になってしまったら、それは心理カウンセリングとは言えないと思います。
敢えて言うなら、それは宗教です。
(宗教は宗教として大事だと思います)
心理カウンセリングが目指すところは、
その人が自分の力で人生を進んでいけるようになることです。
一番理想的なのは、相談したカウンセラーの存在を忘れてしまって生きていけるようになることです。
だから、感謝されるためじゃなくて、人が元気になるためにカウンセリングをしたいという、私の自己満足のためにやりたい。
(あくまでも、人が元気になるために、というのが一番の目的です)
好きでやってることも、報酬を貰うためにやるようになってしまうと、「自分がやったことはこれだけの価値なのか?」って思っちゃってしんどくなることがある。
例えば、ボランティアで災害地の支援をやってるのに、感謝されないとムカつくようになる、といったことです。
報酬が無くてもやりたいことを、やりたい。
※余談ですが、最近知った「アンチワーク哲学」が想定する社会は、それを実現しながら生きていける社会なんじゃないかなと思いました。
※さらに余談ですが、私が心理カウンセリングを無料でやるのは難しいです。
私のエネルギー(気力・体力・貯金)があまり多くないからです。
エネルギーがいっぱいあったら、やってみたい。