結婚したくなかったけど、親との別れを受け入れる準備のためには結婚が役に立ったと思う
私はレズビアンです。
中学生の頃に自覚して、自分は結婚しないとずっと思っていました。
同性で結婚できないから、というのもあるし、
誰かに依存しないと生きられなくなってしまいそうで嫌だったからです。
大人になってからは、他人の家族と親戚になるのが面倒だから、とも思いました。
子供を育てたくないから、というのもあります。
子供は苦手だし、自分が生きるのに精一杯だから、子供を育てる流れになりたくなかったんです。
だけど、結果的には今は結婚しています。
もうすぐ結婚一年です。
レズビアンなのに…。(笑)
レズビアンなのに結婚した経緯は長くなるので別の記事にしました。
結婚したきっかけは、パートナーがずっと結婚したがっていたから。
あと、私が体を壊して仕事を辞めざるをえなくなって、
無職になった私を母が心配して「結婚したら?」と言ったからです。
「結婚する」っていう人生で重大な決断を、
みんなどうやってするんだろう?って思っていましたが、
この時、「ああ、こういう『流れ』がきて結婚ってするもんなのかなぁ…」と感じました。
パートナーのことはめちゃくちゃ好きというわけでもないし、顔はタイプじゃないし、ちょっと嫌なところもあるけど、
一緒に居て楽だし価値観も合うし、他に誰にも通じないような冗談が通じるし、
結婚するにはいい人かもなぁと思いました。
それで結婚してみたら、親にもおじいちゃんにも喜んで貰えて親孝行できたかなと思うし、
親戚付き合いも思っていたよりなんとかなって良かったです。
(結婚して親孝行という価値観には疑問を持ってますが。)
子供を育てる流れになりそうなのはあったしまだなりそうではあるけど、
私が無理ということを伝えて今は沈静化しています。
一番大きかったことはタイトルにも書いたように、
親との別れを受け入れる準備になったということでした。
私はマザコンで、友達より恋人より母との約束を優先します。
親離れ全然できなくて、「母が死んだら…」って考えるだけで辛くなります。
(まだまだ元気です。)
でも結婚して、親とは別の家族になることで、
もし母が死んでも自分は自分の人生を生きていくんだなって
思えるようになりました。
母と自分を少し切り離せるようになった気がします。
きっと悲しくて辛いけど、
少し受け入れる準備が出来たかなと思います。
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