[第018話]兎角この世は鵬程万里
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【鵬程万里】
読み:ほうていばんり
意味:遠大な道程のこと。鵬(おおとり)が旋風に羽ばたき、高く飛び上がること。前途が洋洋である(将来有望)なことの形容にも使われます。
(参考:日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』)
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いよいよ新年度。
新たな学年になる学生さん、クラス替えのある学生さん、そして進学して環境がガラリと変わる学生さんもいるかと思います。
そして社会人の方でも、人事異動で新たな環境に身を置くことになった方、昇進などがあった方もいらっしゃるかと思います。
私は昔から、環境の変化に順応するのに時間がかかる方でした。
「この人はどんな人なんだろう」と考えたり、「上手いことやっていけるかな」と考えたり。
人と仲良くなるのに時間のかからないタイプの非常に社交スキルの高い方もいらっしゃいますが、まあ私の場合はそのスキルをほぼ持ち合わせておらず・・
学生の時はそれでも何とかなりましたが、社会人ともなるとそうは言っていられないのが筋。分からないことがあればあまり面識のない人でも聞かなきゃいけませんし、そのうちその「面識のない人」とも上手いこと仕事で合わせていかないといけない。
生きていくには高度なスキルが必要だな、と熟(つくづく)思います。
ただ、私の経験則で恐縮ですが、これは結構時間が解決してくれると思っています。無責任な言い方に聞こえたら申し訳ないですが、最低限の挨拶をし、悪口や陰口を人に言わないようにしていれば、それなりに人と合わせる(…あるいは合わせているように見せる)ことはできるような気がしています。
それでも「この人ダメだ」となるのであれば、諦めて表面上の付き合いに留めるか、環境が許すのであれば距離をとってみてもいいと思います。
新しい環境は、多かれ少なかれ緊張が伴うもの。
だけどその緊張は、人生でみればほんの一瞬に過ぎない。もしかしたら1年後はその緊張が嘘のように解け、新しい仲間や友達ができているかもしれない。
希望を持ち過ぎて打ち砕かれる恐怖もあるにはありますが、それでもやっぱり希望を持って新しい世界を見にいく勇気・・なかなか奮い起こすのは難しいですが、一歩踏み出すためには必要な勇気だという気がしています。
意外と、楽しい世界が拓けていくかもしれません。
ところで、最近「歌声がすごくいい」と教えていただいたシンガーソングライターさんがおり、歌をいくつか拝聴したのですが、その方のある歌がすごく良かったので勝手ながら歌詞を引用いたします。
新年度の始まりにすごくぴったりだなと思いました。
(Xにもほぼ同じことを書きました)
新生活が始まる皆様に幸あれ。
(2024/04/01)
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