賃貸であれば定期的に家賃交渉をしているかを聞く
家賃の交渉はできているかな?
賃貸のマンションや貸家に住んでいる家庭は毎月の家賃が発生している。
ここまで見てきているのであれば、家賃が最大の固定費であり、固定費には特に気を配るべきであり、聖域を設けず大きい固定費から削減していくことが重要であることは十分に理解しているだろう。
さて、多くの賃貸物件は「築○年」が短いほど(これを築浅と言う)、普通は家賃が高い。
新しくて設備も綺麗なところに住みたいと思う人が多いのは当然だろう。
ここで考えてみてほしいのだが、築5年のマンションに住み始めて10年経過した。このマンションは築何年でしょうか?
当然だが、5+10=15年ということだ。
つまり、現在時点で考えれば築15年のマンションだと思って住むべきである。
当然のように思えるが、契約した当初の家賃で住み続けている人は案外多いものだ。
契約した時点では築5年の家賃相場だが、2年後には築7年、10年後には築15年の周囲のマンションと比較して高い/安いを考えなければならない。
保有効果
人には「保有効果」というバイアス(思い込み)がある。
これは自分が持っているものや持っている期間が長いほど、そのものに価値があると思い込んでしまうというものだ。
つまり長く住んでいる家に、本来以上の価値があると思ってしまうことだ。
家賃も似たようなもので、長く住んでいると当時の家賃を当たり前に支払ってしまうのだが、現在の価値は他の同じ条件の物件と比べなければならない。
長く住んでいるほど、自分の家の価値が低いこと/家賃相場が低いことに気がつくだろう。
もし家の家賃がずっと変わっていないというのであれば、
「交渉してみれば?今の価値は築○年と同じだよ」と言ってあげるとよい。
さらにスーモなどで同じ条件の物件も一緒に探してあげよう!
思いがけない固定費の削減ができるかもしれない。