ハゴロモ
あっという間に5月の終わりに差し掛かってしまった。本当にあっというま、最近の考え事はもっぱら学生最後の年、どう過ごすか。
どうしてもこの時間を有意義に使いたくて、かなり焦っている、だけどこうやって考えるだけで時間ばかりが過ぎる。幼いころからの性分というか、私はこうやって生き急ぐことが好きみたい。
そんな日々の中、先日行った無印で吉本ばななさんの『ハゴロモ』を発見。ももちゃんの本読むやつ、でちらっと読みかけた話だったからずっと続きが気になっていたけど、なかなか見つけられなくて。すぐに持ち帰って読み耽った。
いろんなことが重なって都会での生活に疲れてしまった主人公が、ふるさとに帰って新たな縁をつないでいくというお話。
関係性って強いけど、もろい、紙一重だよねうんうん、となりながら、故郷に帰ってしっかりと運命を拾っていく主人公に心を動かされた。
好きなところは、
人の意図しない優しさは、さりげない言葉の数々は、
羽衣なのだと私は思った。
というこの部分。
こう身体が滅入っているとき、ちょっとした優しさや言葉は沁みるなあと思っていたけど、包み込まれるという表現の方が感覚的には合っているのかも。
ふと、もう一度台湾に住みたいなあと思った。今度は自然がいっぱいのところに。
最近はバイトで忙しなくて、レジばっかりのせいか爪がボロボロになってしまった。はやくきれいな爪に戻りますように。