浅草・上野散策
先月の2月24日の祝日の記録。夫婦で散策に。
この日は新月なので元祖ついたち参りに浅草へ。
久しぶりにやってきました。今や縁結びで有名な今戸神社。
招き猫の人形の発祥とも言われています。
「招き猫」という謂れ自体は豪徳寺とも。
植木やお花の鉢と猫のジョウロが綺麗に並んでいます(^^)ほっこり。
ここは招き猫の御朱印帳もとても可愛いので人気です。
※浅草駅から、「北めぐりん(浅草回り)」バスでリバーサイドスポーツセンター前下車。歩いても10分くらいです。隅田川沿いを散歩しながらどうぞ。
次はすぐ近くにある待乳山聖天様。
大根祭りで有名なお寺ですね。なぜ大根か?という疑問ですが、一つには、聖天様が大根が大好物という説。もう一つは、聖天様は双身歓喜天という男女の仏様が一つになった仏様という事で、二股の大根がシンボルになっているという説。実は大根の先は二股に分かれやすいのですね。
それでも、「二股の大根」のシンボルは全国でも少ないそうで、普通の大根が書かれているところが多いそう。ただ、長い歴史の中で変遷を繰り返しているので、一概にはいえませんね。
本殿から四方をお参り。
江戸の街づくり、お城の建設に多大な貢献をした太田道灌さん。
百度石は、なかなか神社やお寺に行けない方が、ここでお参りすると100回お参りしたことにして貰える有難い石碑。
お寺の素敵なお庭にも降りられます。
こちらの仏様は出世観音様。
さてここら辺でお昼を頂いて、浅草神社・浅草寺へお参り。
浅草神社の神紋。浅草寺は有名で観光客も凄く賑わっていますが、浅草神社様、実はお忘れの方多くないですか?有名な浅草の「三社祭」の三社様と呼ばれるのは神社様の方です。とはいえ、三社とは三社権現の事で聖観世音菩薩を祀ったことに始まっています。権現思想という考え方が広がった時代が平安時代末期〜鎌倉時代と言われているので、その頃からの古い由緒のある神社・お寺様といえます。神道の神様という存在が、仏様という形を権(か)りて姿を現すという思想が、いわゆる神仏習合で、明治維新で分離させられてしまったので、浅草寺・浅草神社と別れてしまいました。なのでどちらもお参りします。浅草神社様には、その聖観世音菩薩様を海から救いあげた兄弟と、その観音様を祀る事を進言し広く信仰させた土地の有力者・有識者であった土師氏が祀られています。神紋は隅田川で漁をしていた兄弟と土師氏の三人を網で表したものという説。
浅草寺には何度も訪れているし、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。コロナさんの影響で、混んでいても歩きやすい祝日の浅草寺でした。浅草寺も広くて、色々見所があるので、一日回っても飽きませんが、今日は上野の博物館がメインなので、本堂のお参りのみで失礼いたしました。
本堂の大きなお賽銭箱のあるフロアまで、必ずお参りしてみてくださいね。お時間のある方は靴を脱いでお堂の中まで。さらにお時間ある方は裏側にもお参りください。パワースポットです。
それから浅草寺に限らずですが、神社仏閣のお参り時に、四方を回れるところは、お寺、お宮の四方を回ってお参りされるといいです(^^)