マスター、飲み過ぎ
春先の北陸の寒さに
私達の身体は震えていました。
なのでとりあえず金沢駅前にあった
アパホテルの日帰り風呂にて
朝風呂。
芯までひえた身体をここで回復。
とりあえず
グットネイヴァーズホステルという
金沢駅に近いホステルを予約して
荷物を置かせてもらいました。
そこから歩いて
金沢市民の台所
近江町市場に行きました。
金沢名物グルメのひとつ
金沢カレーをまずは挑戦。
カレーの上に豚カツがのっている、、
はず、、
写真を見返してみても見当たらないです。
遠い過去の旅日記。
僕の記憶を探ってみても見当たりません、
すいません(笑)
気を取り直して
金沢観光名物の
21世紀美術館へ。
光を使った作品で有名な
ジェームズ・タレルや
デンマーク出身の現代アーティスト
オラファー・エリアソンの
屋外作品が展示されています。
有名な
レアンドロ・エルリッヒによる
スイミングプールという作品でも
写真をパシャリ。
地下にある部屋に人がはいることができ
上からみるとプールの中で
人が立ったり歩いたりしているように
見える作品です。
続いて向かったのは
金沢で、古く情緒ある町並みが佇む
ひがし茶屋街。
趣のある建物が並ぶ、江戸時代からの
茶屋街です。
金沢は加賀藩の頃より
金箔の生産を行っていたと言われており
気候・水質・風土が金箔を作るのに
適していたことから
金箔業が発展したそうです。
今までに観たこともない程の大きさの
眩しくて目が眩むような
光輝く金箔を観ました。
閑散としたお寺では
屋根に張り付く人影に度肝を抜かれました。
こんなところに忍者のお人形。
一通り観光を終えた僕らは
宿に一度戻り、近くの居酒屋へ。
気の良い大将と美大生の可愛い
アルバイトさんが迎えてくれる
素敵な居酒屋で
金沢名物の「金沢おでん」を頂きました。
なんといってもドーナツのような形をした
車麩。
しっかり出汁をすって
寒い北陸の地でもジワッと
身体を暖めてくれました。
そして能登半島の日本酒
「竹葉」。
安い日本酒を飲み漁る学生にとっては
感動を覚えるほどの美味しさ、飲みやすさ。
そこで聞いた小話ですが
金沢は「弁当を忘れても傘を忘れるな。」
という程雨が多いそうです。
すっかり満足して宿に帰ると
梅酒ナイトと称して
宿泊者のみなさんに梅酒が
振る舞われていました。
これぞ、ホステルに泊まる醍醐味。
スタッフさんとその日たまたま
居合わせた宿泊者が
お酒を傾けながら机を囲み
話し合い、共に楽しい時間を
共有する場所。
思い出に残る宿でした。
次の日は再び青春18切符に揺られて
長い帰路につきました。
瞬く間に過ぎていく青い春の日々。
帰りは滋賀県の関西が誇る
全国屈指の風俗街「おごと温泉」に
寄りました。
貧乏旅人の僕らは風俗街を歩くだけ
歩いてホテルの日帰り温泉へ(笑)
とても豪華で綺麗なホテルで
温泉からは琵琶湖を一望することが
できました。
再び電車に揺られて
我らが青春の故郷、「岡山」へ。
この年の最後の卒業旅行。
親友との学生最後の旅。
金沢もまた、僕らに自由と喜び、
少しの切なさを与えてくれた
思い出の地になりました。
合掌
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