松岡英明★ツイキャスプレミア《The One 2ndシーズン#09~LOVE SONG~》東名阪ツアー/2024.08.10(土)大阪vijon/08.11(日)名古屋Unlimits/08.17(土)東京rebirth/《視聴会》2024.08.25(日)ツイキャスプレミア
〈はじめに/テーマLOVE SONGについて〉
最近はテーマを設けてのThe Oneライブ。
テクノ→ロックと来て、今回のテーマは《ラブソング》。
ちなみに次回のテーマは《ダンス》。
なんと幅広いジャンル!
《松岡英明の音の世界》は、カテゴライズするのが難しい世界と思っているのだけれど、(つまり唯一無二。『松岡英明』というジャンル。)違う見方をすれば、幅広いジャンルに当てはまると言えるかも。
それはともかく。
《ラブソング》と聞いて思い浮かべるイメージは…?
テクノ回にしてもロック回にしても、『この楽曲が⁈』という曲が含まれるセトリだったので、今回もひと筋縄ではいかない予感。
ツアー前に、月イチ放送のラジオ番組《松岡英明のポップランデブー》(毎月第4土曜日17時〜18時。レインボータウンFM)にて、セトリの一部との内容で放送されたのだけれど、それが恋のウキウキわくわくな楽曲はなく、とにかく泣かせる楽曲ばかりで、ハンカチどころかタオルが必要なのでは…と思ったくらい。
が!松BOWのことだから、サプライズ的な何かがあるのかな?などと思いつつツアー開催を心待ちにしていた。
今ツアーには、本当は2会場目の名古屋公演に参加する予定だったのだけれど、体調を崩してしまい、泣く泣く断念。
東名阪ツアーの全公演の配信があったので、そちらをすべて視聴。
(配信だけなら毎回全通できる♪配信ありがとうございます!)
印象に残った公演のシーンを織り交ぜつつ、全体的な感想を綴ってゆきたいと思う。
ではまずこの日のセットリストを。
〈裏松(移動配信)と前説〉
本編の前に、いつもは無い前説があったのは、松BOW一行(松BOW、藤沼さん、ユウキさん)が大阪に向かう車中(ユウキさん運転)で地震に遭ったことに端を発する。
ユウキさんの配信番組《れぉキャス》の新コーナーとして始まった、ツアー中の移動の間に車内から配信するトーク番組《裏松》。
以前から移動中の配信はあり、まるで一緒に移動しているような気持ちになる、ハッピーな配信番組♪
配信がスタートしてどのくらい経ったか、わたしのスマホにフォローしている地震通知アカウントから通知が来て、『神奈川県に地震だ!』と思った途端に、画面の向こうで、お三方のスマホから警告音。
どのあたりを走行しているのかは知らされていなかったのだけれど、なんと、神奈川県内を走行していたようで。
とっくに関西近くまで来ていると思っていたのでそちらにもビックリ。
ちょうどお盆休み前の金曜日(8/9)だったこともあったのか、大渋滞に巻き込まれてしまったそう。
ちなみに神奈川県内の広い地域で震度4(大きいところは震度5弱)の揺れを観測したらしく、お三方ともご無事で何よりだった。
が、その後、南海トラフ巨大地震注意報が出て、一週間は警戒せよとのこと。
というわけで、大阪も名古屋も、いつもは無い前説で、スタッフ藤沼さんから、地震がおこった際の安全な姿勢の取り方(四つん這い。実演あり)などレクチャーと注意点などお知らせ。
『ラブソング』とは裏腹な緊張感ある前説。
が、大阪公演夜公演では、ツイキャスプレミアにてコメント参加されていた店長さんから、『松岡さんの魅力に耐えられなくなった時にも、この姿勢を取ってください』との粋なコメントがあり(笑)、藤沼さんが悔しがる一幕があった。
名古屋でこのアイデアを使わせてもらうとのことだったけれど、名古屋では前説の際に配信スタートのスイッチを押すのを忘れたらしく、残念ながら配信視聴者は前説を観ることはできず残念。
(会場参加された方に確認取れば良かった笑)
いつなんどき何があるかわからないので、今回の前説をいざという時に役に立てたい。
〈前半/このセトリは…〉
毎回流れるオープニング曲【00 Scene from Pardise】が、そのライブのテーマによって聞こえ方が違う気がするのはわたしだけではないだろう。
でも、毎回のドキドキわくわく感は変わらない。
初日は特に!
どんな世界を見せてくれるのだろうって!
荘厳なインスト【00 Scene from Paradise】の後に、辺りに光が撒き散らされたような【01 Edge of Space】のイントロで、いきなり心を解き放たれる。
ポップランデブーの時と同じようにご自身による歌詞のナレーション入りである。
ナレーションがあることで、より一層愛の世界へと没入させられる。
[お衣装①]
初日大阪vijonさんでの松BOWのお衣装①は、見頃の左右が赤と黒になったバイカラーのシャツ、黒のタイトなパンツに、レザーチョーカー。
(・名古屋ではエレガントなフリルブラウスにグリーンベスト。ジッパーがたくさんあしらわれた、ブラックパンツ。
ドレスダウン的な装いは個人的に好み♡
・東京では、白のブラウスに、方襟にストライプの生地のグリーンベルベットのジャケット。ハーフパンツにレザーチョーカー、バングル、ラバーバーンド)
vijonさんの照明が星々のよう。
その中で伸びやかに歌う松BOW。
存在そのものが『愛』だなと、うっとりと聴き入る。
愛をテーマにした楽曲たちは、曲順も絶妙。
【02天使】や【03 Kiss Kiss】と、琴線に触れる楽曲が続く。
【03 Kiss Kiss】からのKiss me please(歌詞がある)へと【04 夜と星の列車~Night with her train of stars~】の繋ぎも素晴らしかったし、切ない思いになる【05 Let Me Alone】の間奏で、空を仰ぎ見る表情が美しく見惚れた。
ヴォーカルの高い熱量にも胸ふるえたので、『何を思われているのかな』と視聴回で思わずコメントすると、松BOWが『歌の登場人物、設定や音やメロディや会場の空気みたいなものの何かが憑依している感じ』と。
最近は『頭を空っぽにして歌うようにしている』とのお話も何度かされており、腑に落ちるものがあった。
【06 ヒカリの花】【07 ときめきの居場所】と謳われたあたりで、あれ?と思った。
ラブソングと聞いて、いくつか想像するものの中のひとつ、ウキウキわくわくな楽曲がない。
ここで気づくべきだったのだけれど、《裏松》だったかな?ポップランデブーで放送したのとまったく同じセトリで歌われたと松BOWから知らされ、確認してみたら…
ホンマや!!!
【13 あの恋のメロディ】までやけど!!(1時間番組なので全曲放送はできませんよね)
あえて同じにして、ラジオで聴いた時と、ライブで聴いた時の違いを感じて欲しかったそうで……。
会場参加叶わなかったので、その感想は書けないのだけれど、それにしてもめっちゃ新鮮な気持ちで聴いてしまった……。
気づきなさいよー!!と悔しくて(笑)
こういう仕掛けをされるアーティストさんだって、わかっているつもりだったけれど、分かってないなと。
さすが松BOWと思った。
会場参加された方はどんな感想を持っただろうか……。
〈インターバルも愛溢れ/後半は涙腺崩壊者続出(したらしい)〉
ライブ前やインターバル中には、《松岡英明のポップランデブー》の過去からの放送を流されるのだけれど、ここではまず
リッキーリー・ジョーンズの《My Funny Valentine》が流れて【04 夜と星の列車~Night with her train of stars~】の歌詞繋がり(配信視聴していたファン友さんが気づいてコメントしてくださり、さすがでした)あり、続けて
ヴァネッサ・ウィリアムスの《アルフィー》が流れて、シームレスに愛の世界を堪能。
ここでの選曲は、初日大阪公演のリハーサルで、時間のない中でスタッフの藤沼さんと相談して決めたそうで、そこには思惑の外の奇跡もあって、結果これ以外ないのでは?な楽曲が流れることに。
そういうところも『持っている』方と思う。
[お衣装②]
恒例になった衣装替え、大変と思うけれど、やはり楽しみ。
2着めは、フレッドペリーの黒の半袖シャツに、茶系のチェックパンツ(多分。画像では)。
レザーチョーカー&バングル
(・名古屋と東京では、ロゴテープが印象的なAmiligeさんの白黒のフード付きプルオーバーとハーフパンツ。ボーダーのアームカバーと、ルーズソックス!)
後半、個人的に特に印象に残ったのは【10 甘い生活】。
松BOWの楽曲にしては珍しい、私小説的な歌詞なので、生々しく感じてしまい、長らく辛くてちゃんと聴けなかった楽曲。
以前、視聴会で、松BOWが『セピア色のアルバムを見るような気持ち』というようなことを仰り、やっと昨年あたりから『作品』として心痛めずに聴けるようになっていた。
それでも、ラジオボイスの部分はやっぱり気持ちが乱れそうになるのだけれど、そこを松BOWがマイクをはずして、歌の主人公のようにパフォーマンスをされるものだから、切なくて切なくて。
《裏松》にて、ユウキさんのアドバイスを参考にされたことや、役者さんの演技とは違う、『歌手』として、楽曲の中の主人公となりパフォーマンスしたとのお話があり、目から鱗だった。
お芝居やミュージカルを経験され、役者としての演技経験もある松BOWだからこそ言える言葉だ。
ちなみに、以前、芝居の演技のようにパフォーマンスされたこともあったけれど、楽曲にマッチしなくてやめたそう。
本編最後の【15 きみを迎えに】を歌い終えた後の去り方も、歌の主人公そのもので、(でも、配信では全て映らず、で残念。やはり会場参加がベスト)余韻がいつまでも残るステージだった。
他に印象に残ったのは、ファイナル東京公演夜公演での【13 あの恋のメロディ】。
間奏だったと思うけれど、" Please Kiss Kiss"と【Kiss Kiss】をさりげなく歌ったのだ。
他の楽曲を挟むなんて珍しい!と、驚いた。
また、その表情が、何かを懐かしむような、愛おしく思っているような、素敵な表情で、グッと来た。
これは確かこの公演だけだったと思う。
視聴会ではこの時の気持ちをコメントして下さり、その日その場所でしか聴けない、ライブの醍醐味、配信視聴だけれど、しっかりと伝わってきた。
The Oneシリーズ初お披露目となる
【14 トウモロコシ畑の旧式列車】が、以前聴いた時より伝わってくるものが大きくて強くて、それも印象に残った。
ライブで聴いて改めて好きになる楽曲がここのところどんどん増えている。
松BOWからはこの楽曲がこの回の目玉とのお言葉も!
そして、MCによれば、今回は物語をイメージしてセトリを組んだそうで、なるほどと。
特に後半に、よりストーリー性を感じた観客が多かったよう。
(わたしもそう思う)
サイン会にて、『【12 そばにおいで】からの流れがヤバかったです』というような感想がたくさん聞かれたそう。
その流れもあってか、号泣されている方が多数いらしたようで、松BOWから『最前列で号泣するの禁止』との御触れが。
もらい泣きしちゃうからと。
(号泣セトリ組んだの松BOWなのにー!)
〈アンコール〉
[お衣装③]
黒のHideaki MatsuokaTシャツに、茶系チェックパンツ(多分)赤いハートのネックレス(バレンタインライブの時にも着けていらした。とても可愛い♡)
名古屋と東京は、Hideaki MatsuokaTシャツに、Amiligeさんの白地に黒のロゴテープがあしらわれたハーフパンツ。
東京公演夜公演のみで歌われた
【17 そこにいたのは僕】
The One 初お披露目曲だけれど、こちらは本当は本編のセットリストに組み込む予定だったそう。(《裏松》より。)
久しぶりに聴いて、これも生々しい痛みを感じる楽曲だけれど、良い曲だなとしみじみ思う。
今回、アルバム《シェリーと夏と僕》《We Love You》からたくさん選曲されていたけれど、松BOW自らが作られたのではない楽曲たちを、『松岡英明の音の世界』として表現している松BOWに、数年前ライブで聴いた時からの進化を強く感じた。
類まれなる才能を持ちながら、才能だけではないところが、強く惹かれる理由でもある。
そして、ラストの【18 すべてはきみの瞳の中に】が、以前にも書いたけれど、映画のエンドロールに流れる楽曲のようで、愛をテーマにした映画を観た後のような満たされた気持ちで余韻に浸った。
今回のラブソング回は、恋のワクワク感溢れる楽曲はなく、さまざまな深い『愛』を表した楽曲ばかりで、それは松BOWの今の気持ちなのかなと。
それとも、今伝えたい『愛』なのだろうか。
いつも、ファン一人一人の願いを叶えているかのような、細やかながら大きな愛でファンを包んでくれる松BOW。
沁みたし泣いたけれど、涙を流した後には、新しい世界が広がっているかのような気持ちに。
幸せな時間だった。
松BOWが、『ハッピーな気持ちを、次は周りの人に向けてくださいね』というようなことを仰り、素直に頷いた。
ハッピーの連鎖で、世界を平和へと導けたら、それは何より素晴らしい。
最後に超個人的な感想。
今回のライブ後、松BOWがいつも側で見守ってくれているような安心感を覚え、ふっと肩の力が抜けたのが自分でも驚きで、松BOWの愛の力凄い!と思った。
もともと、存在自体がわたしのお守り的な方だけれど(窮地に立った時、怒りを覚えた時、あの笑顔と、大切にしているお言葉を思い出すと効果絶大)、こちらから救われたいと手を伸ばさずとも、すでに守られていると思えた。
心から愛を込めて
ありがとう、松BOW♡
〈視聴会でのサプライズ映像〉
DVD《Unplugged Night with her Train of stars》から、ライブ感たっぷりのセッション【Freedom(通称)】からの【I Wanna Know Because I Don't Know】
そして、すべて終わってからの
同DVDから【Let Me Alone】
こちらのライブ、参加したかった!
とても素敵なライブ。
サプライズ楽しかった♪
それにしても、松BOWってばどんだけ愛をプレゼントしてくれれば気が済むの⁈
心のすみずみまで、愛に満たされたライブと視聴会でした♡