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自己紹介|浄土真宗本願寺派光明寺

こんにちは。
先に記事を書き出していましたが、自己紹介を書くことを忘れていたことに気づき、今更ながら書かせていただきます。

わたくしは奈良県御所市小林にある浄土真宗本願寺派光明寺の僧侶をさせて頂いています。

奈良県御所市は非常にのぞかな町で、もれなく高齢化・人口減少に悩まされている市町村になります。

ド田舎です

主な産業はサンダル、薬、柿、米、日本酒などになります。

当寺院は貞享元年7月(1684年)に開創されたと伝えられています。

1685年に徳川綱吉による生類憐みの令が発令されていますのでその1年ほど前に創立されたことになります。

お寺として形になったのは1684年ごろでしたがそれ以前から道場という形で小さなお堂が建っていたという風に聞き伝えられています。
しかしながら詳細な創立年月日は不明となっています。
現在の本堂は大和高田市曽大根にある名称寺本堂の建て替え時にそのまま旧本堂を再利用し建てられたとのお話です。

また当寺院には大きな梵鐘(釣鐘)があります。

釣鐘堂

こちらは戦時中、鉄や銅などの金属がなくなってしまった時代、梵鐘供出というお寺の梵鐘を当時の政府に差し出さなければならない出来事がありました。しかしながら当時の地域の方々が必至で守り抜き、戦時中も供出されなかったという梵鐘だと聞いています。
時代背景を察するに、当時としては周囲から反感を買うような出来事だったのかもしれませんが、今となっては戦前から現存するとても貴重な梵鐘となっています。

さて当寺院の宗派ですが浄土真宗本願寺派になります。よく言われるお西・お東でいうお西のお寺になります。
御開山は親鸞という僧侶になります。またご本尊は阿弥陀仏で「南無阿弥陀仏」というお念仏でよく知られる宗派です。よく「お西とお東の違いはなんですか?」と聞かれます。色々と違いはあるのですがこの南無阿弥陀仏、
お西では「なあみだぶつ」というのに対しお東は「なあみだぶつ」と読みます。これが一番わかりやすい違いかもしれません。

最後にこの記事を書かせていただいている筆者の自己紹介を少しさせていただきます。
1989年生まれの御所生まれ、御所育ちになります。
大学は沖縄の琉球大学に行かせていただき、地球科学を学んだ一応、理系人間になります。大学院まで進学し、その後京都の中央仏教学院にて本格的に仏教を学び、ご本山の本願寺で勤務したのち、札幌の寺院にて役僧をしていました。
結婚を機に御所に帰ってきましたが、お寺を手伝いながらも一般企業にて就職し、2024年より本格的にお寺にて活動させていただいています。
記事を時間があるときに追加していきますのでよろしければ暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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