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人の中を流れていく

少し卑屈なことを書く。

仲がいいと思っていた人たちが立て続けに結婚していた。
また他の一人は遠い県に引っ越していた。

何も報告はなかった。
多分そういうことなのだ。
さすがの私でもわかる。

私は彼らにとって過去の存在なのだろう。
離れてまでも持続する関係ではなかったのだ。

私はそれをさみしいと思う。
同時にそれは当然のこととも思う。

彼らにとって一番大事なのは「今」の人間関係なのだ。
そしてそれは私にとっても同じことだ。

小学校、中学校、高校、専門学校と、それぞれ仲のいい人はいたが結局今も関係が続いている友人は一人しかいないし、同窓会に行ったこともない。

2年ほど前に健康上の理由で退職した職場の仲間や、その直後Twitterで親しくなった人たちとも疎遠になった。

私は彼ら彼女らにとってその程度の存在なのだ。
けれど一方で「親しくしたい」と言ってきた元彼を拒絶したりもしていた。

時が経てば状況は変わるし、人の心も変わっていく。
人間関係は変わって当たり前なのだ。

なればこそ、今あるものを大切にしようと思う。
今「大切だ」と思えるものを大切にしようと思う。

私は今とても人間関係に恵まれている。
のちに書くことになると思うが大切な仲間やパートナーができた。
とてもとても大切な人たちだ。

これからまた時が経ってこの関係も変わってしまうかもしれない。
だから今、できる限りのことをしたいと思う。

まだまだ未熟だけれど、誠意を持って後悔のないように人と接していたいと思う。

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