棋譜添削 対穴熊

棋譜はこちら↓


対穴熊戦ということですが、四間飛車の対穴熊はいくつか種類があります。
・66銀型
・藤井システム
・四間飛車ミレニアム
・四間飛車穴熊

などが一例ですが、基本的に66銀型を覚えれば問題ないと思います。


本譜の進行も問題無し!


44手目47銀成

ここは33成銀の一手でした。数手後に48飛成と成り込みましたが単純に手損をして相手の飛車に成られてしまっています。


33成銀の進行ならここで出番が握れていました


52手目78銀

さて、本格的に穴熊攻略ですが、対穴熊のポイントはひたすら張り付いて金銀を剥がしていくことです。
なので相手玉に迫っていく78銀打は感覚としては間違いないと思います!

60手目55角打

ここまでの流れは完璧だと思います!
64手目で決め手がありました。


ここで72龍が決め手で同銀と取ると88角成から詰みが生じます。

とはいえこれを取れないようでは厳しい。

78龍以外なら79金同金78銀打のような感じの攻めが一例です。


角のラインが利いているので79金打ちのような受けが利かない

コツは金駒で弾かれる事を恐れずにガンガン絡んでいくことです。
飛車角を相手に渡しても受けに適していない駒なので問題ありません。


68手目47歩打

さすがに攻めが間に合いませんでしたね。
攻め駒自体は十分に足りていたのであとはどう使っていくかの問題でした。

桂馬のセット、角のライン、飛車の成り込みや金の張り付きなど穴熊攻略の基礎は出来ていました!
まずは龍を敵陣のすぐそばに張り付く段階まで進められれば自然と寄せが見えてくると思います!


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