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銀幕の向こう

この前久しぶりにテレビをザッピングしていると、ライオン・キングをやっていた。
そういえば私が生まれて初めてみたミュージカルは劇団四季のライオン・キングだ。
ずっとサントラを聴いていたので、大体の曲は口ずさめる。ただスワヒリ語はわからないので、歌うことはできない。あくまで口ずさむだけだ。
あとLes Misérablesも好きだ。
「民衆の歌」は英語で歌うことができる。

そんな感じでミュージカルを見る機会はなぜか多かった。
俳優になろうと思わなかったのは今思えば不思議である。
ライオンになろうと思ったり革命を起こそうと思ったりしたにも関わらずである。
ちなみに私の小学校時代の友人は四季に入ってから俳優になってるらしい。すごい。多分私のことなどは覚えていない。(私が)かわいそうである。

そこで今回はミュージカルを題材としたアニメを2つ紹介したい。
どちらも素晴らしいので、大学生の方はこの春休みにぜひ見てみてほしい。

あらかじめ述べておくが、今回の記事はあまり読まれる自信がない。
というのも好きなものをひたすら語るのが私はあまり得意じゃないからだ。
好きなものの話は好きなのだが、紹介がすこぶる下手である。
だが、今回紹介するのは本当に素晴らしい作品だ。
ぜひこの記事を読んで欲しいし、アニメも見てみてほしい。


「かげきしょうじょ!!」

「過激」ではなく「歌劇」である。


未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!

大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で
世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」

その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、
高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。

“オスカル様”に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ
夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛

何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!

アニメ「かげきしょうじょ!!」HPより

「メロディ」で連載中の原作漫画も大好きなのだが、アニメも本当にいい。
宝塚歌劇団をモデルにした紅華歌劇団を舞台にした物語。
それぞれの想いを胸に入学した、記念すべき100期生たちの学校生活の中での熱いストーリーに胸を打たれる。
毎幕ごとにフォーカスされるキャラが異なることもあり、EDの歌詞や歌唱キャラも変わるので全部見終わるまで飛ばせない魅力がある。

個人的に最も好きなのは第八幕。
祖母、母が共にかつて紅華歌劇団の娘役だったサラブレッド、星野薫が主人公の回だ。
彼女自身は紅華歌劇団で男役を志望し、受験資格ギリギリ。
そんな中での家族からの重圧と自分の夢、そしてとある出会いにフォーカスした回だ。
この話は原作漫画だとスピンオフだったのだが、これを1話分にしてくれたのが本当に嬉しい。
薫役の大地葉さんの演技も含め、このEDのキャラソンまで1話中ずっと素晴らしい。この回だけ何度も見るほどである。

どれくらい素晴らしいか、とにかくこれをまず聴いてほしい。

すごくないですか!?!?
歌唱力も、歌詞も。聴くたびに感動してしまう。
本当にミュージカル俳優の方かと思った。

もう、これは見るしかないですよね。

ここで朗報。
なんと1話、見れます!やったね!!

ぜひみんな見てほしいし、漫画も読んでほしい。
アニメからもっと進んでて面白くなってるんです。


少女☆歌劇 レヴュースタァライト

さっきの作品は少女漫画原作だがこちらはアニメオリジナル作品。
それも当初からミュージカルとのマルチメディアで想定していた作品である。
キャラデザ的に先ほどの作品よりも萌え感を覚えるかもしれないが、こちらもなかなかアツい作品だ。

『スタァ』――それは舞台の中心、「ポジション・ゼロ」に煌めく光。
心を震わせる歌声で、躰が動きだす踊りで、魂を揺さぶる演技で観る者を魅了する、舞台に咲き誇る華。

スタァに魅入られた『舞台少女』たちは、夢の舞台に立つために演劇の学び舎『聖翔音楽学園』に集う。

愛城華恋。
天堂真矢。
星見純那。
露崎まひる。
大場なな。
西條クロディーヌ。
石動双葉。
花柳香子。
そして――神楽ひかり。

舞台少女たちに突然届いた謎のメール。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」
それは『トップスタァ』の座をかけた、オーディションへの誘い。同じ舞台にたつ仲間は、星を奪い合うライバルとなった。

剥き出しの情熱が、愛ゆえの傲慢が、譲れない執着が、舞台の上で激突し――関係が、感情が、主役と敵役が、緞帳が上がるたびに再生産されてゆく。

舞台少女たちの、キラめきをかけた『レヴュー』。「いつか、あの子と戦うことになっても――」

運命に導かれた舞台が、今――幕を開ける。

あらすじ

この作品の一番の見どころは、「レヴュー」と呼ばれるステージ上でのそれぞれの武器を持って行われるバトルシーンでのアクションだ。
ライバルや自分自身、親友との戦いの中で、自らを「再生産」するレヴューから目が離せない。
また各話のレヴューの中で歌唱もあるのだが、声優陣の歌唱力も圧巻である。

私のお気に入りは7話と10話である。
7話はメインキャラの一人、「大場なな」が主人公の回。
6話まで彼女は特段変わった様子を見せなかったが、この回で隠された真相が明かされる。
この回までは歌唱とバトルシーンを楽しみに見ていたのだが、ここからストーリーが大きく動き出した感じがする。
この感動を味わってほしい。

10話は主人公の華恋とその親友ひかりがペアとなって、クラストップのクロディーヌと真矢のペアとの2on2でのレヴューを行う。
ネタバレになるのでレヴューの流れは書かないが、劇中歌が良すぎるので聴いてほしい。

ちなみにこの作品も1話が見れる。
イエイ!


面白いアニメが多すぎる

多分ガッツリとアニメの紹介をしたのは今回が初めてだ。
やっぱり私は何かを紹介することが苦手だ。

だが、こんな文章を読んだ中でも何人か、ここにリンクを貼ったアニメの1話を見るだけでももしくは主題歌を聞いてくれるだけでもしてくれると、こんなに嬉しいことはない。

みんなも好きなアニメとか漫画の話をしてみてほしい。
意外と難しいことに気づくだろう。

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