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「共感してほしい」想いが、自分を消してしまう


友達と絵本カフェに行った時、2019年の折々のことば(朝日新聞の切り抜き)を見つけました。


それがすっごく素敵で、同時にもどかしい感情が生まれたので、書き残します✍️

共有したいっていう感情が、ずっとずっと邪魔だった。

-最果タヒ

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誰かに共感してもらいたいので、人にわかってもらえなさそうなことは言わない。

けれどそれは、自分の中のモヤモヤを「余計なもの」として押し潰し、そうして自分を消しているのでは.......

折々のことば、2019.10.20

※全文は、最後に写真を貼っています


ちょうど友達と

「どうしたら自分の感受性、うまく表現できるんだろうねぇ」

と会話してる時に、たまたま記事が目に入ってきました。

もう、2人の会話に、入ってきてくれたような感覚でした。

そっか、意味わからなくても、いいんだよね。
心がゆるみました。


それと同時に、今までどれだけ

「余計なもの」

として、湧き出た言葉を押し潰してきただろう...と
もどかしい気持ちになりました。



「わかってほしい」

「届いてほしい」



そんな力みの感情が、
どれだけ多くの言葉を消し去ってきたんだろう。


「削ぎ落とす」
「わかりやすく」
「読み手の気持ちを考えて」


そんな言葉をよく聞きます。


けど、

1番大事な、「自分の気持ち」が変形してしまったら、なんだかすごくもったいない。


"そのままの言葉" って、それだけで魅力的で、
整ってなくても美しさがあるのだと思います。


わかりやすくする工夫も、とっても大事。

それと同じかそれ以上に、
できる限り、生まれたての、ありのままの言葉を紡いでいきたいな、と思いました。



どんな形の言葉だったとしても、

届く人には、自ずと届く。

絵本の表紙の裏にあった、折々のことば


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