「他人に理解されない」ときの乗り越え方。私の仕事はラクなのか
『家族に自分のやっていることを理解してもらえない』
『友達に大切にしていることを馬鹿にされた』
こんな経験は多くの人にあるかもしれません。
私もここ最近で心に残っている言葉があります。
「小麦さんの仕事、簡単そうでいいですよね」
「ラーメン食べてお金になるなんて羨ましいです」
はて。。
やったこともないのに
人の仕事の「ラクさ」が分かるのでしょうか?
私が発言者の仕事の詳細も楽しさや苦悩もわからないように、
私の働き方のアレコレはきっと誰にもわかりません。
”ラーメンを食べるだけ”に見えている投稿の背景に、
リサーチ・アポ取り・インタビュー・執筆・クライアントとの編集・先方確認・掲載…などたくさんの手続きがあることも、発言者からは見えていないはずです。
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なぜ今日この話を記そうかと思ったかというと、
本日開催した読書会で友人がおもしろい絵本紹介してくれたから。
レオ=レオニ作「フレデリック」。
「何もしていない」ように見えたねずみ「フレデリック」が、
実は非常に『必要』なことをしていたというお話です。
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絵本「フレデリック」に出会い、
私は先日訪れた美術展を思い出しました
その名も「あ、共感とかじゃなくて。」
東京都現代美術館で
2023年 11月5日(日)まで開催されているこちらの展示。
「見知らぬ誰かのことを想像する展覧会」と言われています。
ちょっと長いですが、公式から説明文を引用します。⏬
「すぐに結論を出さずに考え続ける面白さを体験してほしい」
というメッセージを伝えるこちらの展示。
特に印象的だった展示は、有川滋男さんが手がける、
会社の業務内容を説明する映像が流れるブースです。
誰かの仕事風景をおさめた映像ですが、
何回観ても、なんの会社か、なんの仕事なのか分からないのです。
その誰かの仕事風景は、
私の目にはふざけているようにすら映るのです。
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絵本と展示、2つの作品を紹介しました。
これらを通して、見つけた大切にしたい気づきは
「すぐに意味付けをしないこと」です。
物事への「意味づけ」を急がないためにも
「他人の世界、全ては想像しえない」という事実を
意識するように心がけています。
当たり前のように思えて難しいのです。
25年間、何度も間違えて悔やんでいます。
完璧な「共感」なんてできないんです。
自分の取り組んでいることや想いも、
他人に全て理解してもらうことなんてできないんです。
自分の「意味がわかる」範囲なんですごく小さいんです。
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でも私は、
少しでも想像できる範囲を増やすべく、
人に会い続けます。
知らない場所に足を運び続けます。
触れたことのないものは
絶対に想像できないですから。
想像力の欠如ゆえに、他者への加害性を強めたくないと願っています。
合わせて、
何かを馬鹿にされた時は
「”私”を想像できなかったのかなあ。
簡単に意味づけされる人生じゃなくてよかった〜〜♪」
と捉える、たおやかな自分で在りたいと思います。
自戒も込めて、記します。
どうせまた間違えちゃうから、また思い出そう。
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【うすやまこむぎ プロフィール】
元ホームレス旅人。長野県松本市出身。
新卒で岩手県大船渡市に移住し、起業。ICT利活用推進をミッションに、地域おこし活動に取り組む。協力隊のほか、コワーキングスペース「OFUNATO DX_Hub」管理責任者、旅ライター、LGBTQ講師なども務める。
動き続けたい「マグロ」体質。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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