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母の「氷河を見たい」に応えるため、スイス旅の作戦会議

「氷河が溶ける前にスイスに行きたい」という母の要望により、夏休みの旅行先はスイスに決定した。海外旅行には体力も気力が必要。年々それらが低下していくことを考えると、行きたい場所には早めに行くに限る。

……とは言え、スイスは完全にノーマークであり、「山岳リゾート地、ハイジ、チーズ、時計、物価が高い……」といった印象で、ハイキング好きの富裕層が楽しむ場所であり、私には遠い存在に思える。同世代の友人たちからもスイスに行ったという話は聞いたことがない。

まずは情報収集を。ChatGPTに、スイスの夏の見どころを聞いてみる。

スイスはアルプスの雄大な山々、美しい湖、歴史ある街並みが魅力の国。7月はハイキングに最適で、氷河や高山の景観を楽しむのにぴったりです。

氷河観光
・アレッチ氷河(Aletsch Glacier):スイス最大の氷河で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。展望台(エッギスホルン、モーエル展望台など)からの眺めは絶景。
・ローヌ氷河(Rhone Glacier):氷河トンネルがあり、氷の中を歩く体験ができます。

世界遺産の列車
・ベルニナ急行(Bernina Express):クール~ティラーノ間を結ぶ列車で、氷河、湖、アルプスの絶景を堪能できます。ベルニナ線は世界遺産に登録されています。
・氷河特急(Glacier Express):ツェルマット~サンモリッツ間を結ぶ有名な観光列車で、「世界一遅い特急列車」としても知られ、氷河や渓谷を通り抜ける絶景ルートです。

名峰観光
・マッターホルン(Matterhorn):ツェルマットからゴルナーグラート鉄道やロープウェイで絶景を楽しめます。
・ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch):標高3,454mのヨーロッパ最高地点の駅。アレッチ氷河やスフィンクス展望台からの景色が圧巻。

ChatGPT…めちゃくちゃ山を推してくる。山と氷河はセットであり、山に登り、氷河を見たりハイキングを楽しむ旅が人気らしい。でも、どの山を見ればいいんだろう? それぞれの位置関係が掴めないので、地図が欲しい。ありがたいことに、HISにスイスに特化したパンフレットを発見(ただし首都圏発)。14ページにわたって、5大名峰や展望台について詳しく紹介してあった。

……選択肢が多すぎる!この中から、自分で行きたい場所を選び、調べて旅程を組み立てていくのは難易度が高いのでは…?いつもはツアーを使わず、街歩きを自由に楽しむのが私のスタイルだ。でも、それは1都市を拠点にしているからできることで、スイスは航空券とホテル予約のみでOK!な旅は無理なのでは? 母の要望を叶えるためにも、スイスは思い切ってツアーに頼るのが得策かもしれない。…正直、しっかり計画立てるのはめんどう苦手だし…。そんなわけで、ツアー探しの旅が始まった。


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