リーダーの仕事って好かれることではなく、チームを勝たせること
リーダーって本当に大変な仕事だと思う。
そして、やりがいも大きな仕事だと思う。
私も何人かのリーダーのもとで働いた経験があるが、どの方も素晴らしい方々で記憶に残る時間です。総じて私にとっては印象に残るリーダーの方々ばかりだった。
最近読んだ「嫌われた監督」に書いてある、落合監督の考えも凄く共感できる。
「ファンを喜ばせるために野球をやれなんて言わない。成績を出している選手だから言えることで、現実を見れば自分の生活を成り立たせるために選手は必死だ。だから綺麗事は言わない」(記憶の限りで記載してます)
落合監督はチームの勝利のために、物凄く現実を見た方だと思う。ファンや選手、他のコーチ陣からしたら、受け入れ難い判断が多かったはず。
本でも、「俺なやり方は俺が死んだ後に認められるんだろうな」と書いてあったが、リーダーって大勢に受け入れてもらう良い人になるのではなく、反対派が多くても勝利ができる判断をする人なのだと実感した。
そういう意味では、優しい人や他人から嫌われたくない人は、とてつもないプレッシャーだ。
メンバーの幸せを考えながらも、時には冷徹な判断が欠かせなくなるからだ。
だから、いちいち一人一人の反応に向き合っていたら、気持ちも身体ももたないというのが正直なところ。
私もリーダーを目指す、という意味でマネージャーから指導を受けている。
私の良さとしては、何でも真面目に全力を尽くすところらしい。同時にリーダーになった場合の課題としては、何かを捨てる、向き合いすぎない選択をしていくことだと。
確かに自分でも、「皆んなが喜べる。喜んでもらえる」ことを意識していると思う。だから、周囲との人間関係には敏感だし、みんなの表情や気持ちを深読みしすぎてしまうことがある。
全ての人に良く思われることはない。
けど、自分を信じる一部の人はついて来てくれる。
そして最後には結果がきちんとでる。
良きリーダーとは、心には熱いもの、優しさを秘めながらも、現実目線や厳しさを持ち合わせた人なんだろうな。