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”やりたくないこと”リスト

去年の秋くらいに友人がnoteで、毎月「やりたいことリスト」を作って、なるべく実行するようにしているというようなことを書いていて、おもしろそうだったから真似をしてみた。

友人のやり方を自分にあった形に少しアレンジしている。

月はじめに、「どこどこのお店に行きたい」のような小さなことから、「○○山に登る」といった、ちょっとエネルギーのいることまで、やりたいことを思いつくだけ挙げてみて(だいたい7~10個くらい)、そのうち特にやりたいことを5つ太字にする。そのファイルをパソコンのデスクトップに置いておき、ときどき開いて見返して、やってるかな~と確認する。

新しい月が始まったタイミングで、先月のものを振り返り、やったものにチェックをつけていく。やりたかっただけで、やらないといけないわけじゃないから、できてなくてもいい。見返して、今月こそやりたいと思ったら翌月のやりたいことリストにも同じものを書く。「先月結局やってないけど、別にもうやらなくていいかな」と思うものはもう書かない。その月にやりたいと思うことを、また同じように書き出していく。

過去の「やりたいことリスト」は、「やりたかったことリスト」フォルダを作ってそこに入れていく。これをやると、仕事やら他の活動やらに忙しい日々のなかでも、娯楽とか、趣味とか、日常生活のなかの好きなことを意識できて結構良い。

でも…、


「やりたくないこと」の方が実は大事かもしれない。

 そう思ったのは、昨年末からのバタバタ感があまり抜けなかった新年のこと。1年の抱負を考えたり、簡単な計画を立てたりしたかったのだけど、なんかもう、普段からやりたいことはそれなりにやっているし、いろいろやりすぎて多忙になってしんどくなっていると感じていた。

わりと自己理解はできていて、自分の得手不得手はそれなりに分かっていると思うけれど、それでも自分も、考え方を前向きに転換することで、ちょっと苦手かもと思うことでもトライしてみたり、受け入れたりすることがわりとある。本当はそんなにしたくないことや、基本的には好きだけど今はちょっとしんどいな、と思うことでも、特に人と一緒にやっていることだと、「やめたい」とか、「今は休みたい」と言うのが苦手で、結果、多忙になったり、自由に、そのときに本当に自分がやりたいことに使える時間が減ってしまうことも多い気がしていた。

だからこそ、あえて意識的に(今は)やりたくないことも意識して、やらない選択肢をとることも大事だと思い、毎月のやりたいことリストを作るのと同時に、やりたくないことリストも同じように作ってみた。やりたくないことは、なるべくやらないようにする。

やりたいことは(全部やるのは大変だから)やってもやらなくてもいいけど、やりたくないことは、できればやらないようにする。だって、やりたくないんだから。


”やらない”を決めることで、自分を守る。

たとえば、1月のやりたくないことリストはこんなことを書いている。

・SNSやインターネットに依存する
・寒い部屋でのpodcast収録(寮の部屋が寒い。)
・本を読む暇もないほど忙しい日々を送ること
・お菓子の食べ過ぎ、糖分のとりすぎ

諸事情でエアコンが壊れた寒い部屋で暮らしていて、冬は生活するだけで体力が結構削られる。それに、いろいろな業務がある職場で、よく頭がこんがらがるくらい、仕事で結構頭の方のエネルギーも使っていて、そんななかで、いろいろとプライベートでも頭を使ったり忙しくするのはちょっとしんどいから、冬のあいだはむしろ、やらないことを考えていきたい。

・急ぎじゃない連絡でもなるべく早く返そうと思ってしまう
・仕事で人がやってることを見て、「自分もできるようになければ」と思ってがんばってしまう
・お腹がすいていないのに食べてしまう
・人と関わる時間が多すぎる日々を過ごす。

なんかも、やりたくないこと。

食べるのが好きで、空腹かどうかに関わらずついつい何か食べようとしてしまったりする癖は直していきたいし、ひとりの時間も大事なタイプなのに、仕事柄結構いろんな人と関わっているから、こもる時間も必要だなと思っている。

それをやっちゃうと結果的にしんどくなってしまうことを意識化して、なるべくやらないようにすることで、自分自身を守って良い状態に保つこともできるし、自由な時間を守ることもできるそうだ。

「やりたくないことリスト」、きっとやっている人いるだろうなと思って調べたら、study hackerの記事が出てきた。
100個も書くのは大変だけど、今年は毎月5つくらい考えて、意識してやらないようにしてみようと思う。


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もりもと
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