理想未来への進み方②軸整理編
関西から上京し、東京で社会人デビュー。
新卒から14年間お世話になった株式会社リクルートを退職し、
15年目(22年4月)から、株式会社ミライフで仕事を始めました。
しかも地縁のない長野へ移住し、フルリモートで。
理想未来へ向かうプロセスを振り返ろう
日々、人にお会いすると「どうやって移住を決めたのですか?」とご質問いただくことが多く、振り返って言葉にしておこうと思い、筆を取りました。
前回は「きっかけ」について書きました。
そもそも移住を考えた背景について記載しています。
最終的な意思決定に向けた準備をする
前回の記事で少し頭出しをしたのですが、どうやって自分の軸を固めて、最終的に意思決定をする「準備」を整えていったのか。それについて書きたいと思います。
家づくりで例えてみます。
家を建てたい!と思っても、当初描いた構想と、全然違う家が最終的にできあがった人も案外いるのではないでしょうか?
イメージでこういう家が良い!と思っていても
・雑誌やネットなどで情報を仕入れる
・資材コストを知る
・建築士などからの提案を聞く
などして、あれやこれや変わっていきますよね。
行動して情報に出会うことで、少しずつ思考が進んでいくものです。
完成形を最初からイメージしきることや理想を全て盛り込むことはとても難しいです。様々な出会いを通じ、様々な情報や感情と向き合い、その結果「大事にしたいもの」がクリスタライズされていきます。その過程自体が意思決定に向けた「準備」であり、最後に意思決定をする。この流れだと思っています。
絶対に譲れないことは何か?
また、家を建てたい!と思っても、予算があります。
限られた予算の中で、得たいもの、無くてもいいもの、失ってもいいものなどを考え抜く中で、納得度の高い家づくりをするはずです。
よほどのお金持ちであれば実現できるのかもしれませんが、
100点満点の家づくりは大変難しいと思います。
いざ住んでみると、勧められてつけた設備も「これいらんかったな…」とか結構あるのではないでしょうか?
必ず叶うのは「家が建つ」ということであり、全体最適の中で「絶対譲れないもの」が残るよう、意思決定していくことになるはずです。
整理②特に解決したい不満を決める
前回の記事で「整理①不満をまっすぐ見つめてみる」で書いた
以下のワーク
(1)100個 ”やりたいこと” と ”やりたくないこと" を書いてみる
(2)”人生の輪” を書いてみる
をやってみたところ、自分の中での凸凹が見えてきました。
ざっくりいうと以下のような結果です。
不満(もっと気を遣いたいこと):健康、家族、物理的環境
おいおい、そりゃそうだよ…(普通)って声が聞こえてきそうです。
ハードに働いて、対価となるお金を稼いでいるわけですから。
そうです、自分を守るために自分の気持ちに素直になるという判断をした。ということです。
何のために生きるか?を自らに問うてみた結果、
「幸せに生きるため」となりました。
では、何があれば幸せに生きられるのか?
何が一番に浮かぶか?恐らくそれが一番大事なのです。
他のものを失ってでも、これが一番大事!(絶対譲れないもの)って思えるものがあれば、それを選ぶと良いと思います。
これは考えるタイミングによって変わるものです。
人生について考えるタイミングで都度やってみるといいかもしれません。
書籍「スタンフォード式 人生デザイン講座」に出てくるダッシュボードも同じようなイメージで、より簡易に大枠を掴むことができると思います。
整理③失ってもいい「程度」について考える
譲れないものが決まったら、次は失ってもいい「程度」について考えてみましょう。
では例えば最も大事なのが「健康」だとしたときに、他のものを全て捨てられるわけではないですよね。誰かさんみたいに「健康のためなら死んでもいい!」というわけにはいきません。
健康100で他はゼロということではなく、
健康がいま30なら60を目指し、他の項目を10ずつ下げるとかのイメージです。
私も、移住(地方に引っ越し)ができれば良いわけではありません。
何よりも「幸せに生きる」という目的のために、一つの手段として移住があるわけです。
大事なのは「自分にとって苦しくない程度にリバランス」することです。
どうしても得たいものなら、他のものを多少減らしても苦しくないはず。
逆に苦しいなら、本当に得たいものはそれではないのかもしれません。
この程度を考えるパートはとても大事です。
仕事のやりがいが欲しい!と思ってハードな環境に飛び込んだ結果、他のものをごっそり失うと相当しんどいです。
せっかく何かを得たいと思って意思決定したのに、その意思決定を悔やむことになります。
私の場合、移住前に実際に現地に何度も行き、宿泊してみて気持ちを高めていったのもありますね。だからこそ失ってもいいかと思えたのもあります。
人は得たことの喜びより失ったこと悲しみの方が2倍大きく感じると言われています(プロスペクト理論)。
失うことについて考えると、本当に得たいのか?など考えますよね。
それでいいと思います。その葛藤を繰り返すことで、定まっていきます。
大丈夫です。きっと明日の自分がなんとかします。
大事なのは「理想未来に向かうべく意思決定する」わけなので、失うことばかり考えず、どうすれば得られるかを考えて行動していきましょうね!
意思決定をしてからは、得たものに目を向けること。
準備段階は、失うものにもちゃんと目を向けることが大事なのでは?と思って書きました!
まとめ
前回・今回をまとめると以下です。
・ざっくり理想未来について考える
・現在のままで行ったときの不満を徹底的に洗い出す
・不満の中で、絶対に解決したいことを決める
・それが解決できれば、失ってもいいものを考える
・どの程度得たくて、どの程度失ってもいいか
・実際に行動・体験してみる
・最後に意思決定する
上記の流れを、一人で考えず、第三者の意見や情報を得ながら、出会った感情を大事にして、最終的に意思決定ができればいいと私は思います。
仮に上記の行動をした結果、やっぱり動かない(私の場合、移住しない)という選択をしたとしても、それはきっと後悔が少ないのではないでしょうか?
これは移住に関わらず、人生のあらゆる意思決定にも通ずると思います。
ぜひ一緒に自分らしい意思決定をしていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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