[レビュー]トワイニング紅茶10種を飲み比べてみた
おうち時間が長くなり、わたしのお茶ライフは充実しています。
元々飲み物が大好きな私は、ここぞとばかりにたくさんの種類のお茶を買い揃え、時間を見つけては飲みまくり、記録のために写真を撮り、感想を言語化して残しています。
変わり種の紅茶やハーブティーを試していく中で、ふと思いました。
「基本の紅茶の飲み比べって、したことない」と。
ダージリン、セイロン、イングリッシュ・ブレックファースト。
それぞれ個別に飲んだことがあるけれど、一度に並べて飲み比べることで
何か新しい発見があるのでは?
せっかく飲み比べるのなら、同じブランドに統一した方が評価がしやすいと考え、全てトワイニングの紅茶、5種類の飲み比べを決行。
そして、それだけでは飽き足らず、翌日にもう5種類足して10種類の飲み比べを行うことにしました。
*この記事で使用したトワイニング紅茶は、全てTwining US(北米)で販売されているものです。
1)ダージリン
茶葉原産:ヒマラヤ山脈のダージリン地方
色:茶色がかった黄金色
香り:華やかなシャンパンのような果実味とwoodyな香り
味:軽やかで爽やかな味わい
通常ダージリンは渋みや苦味が少ないのが特徴だけど、これは結構苦い
軽やかで洗練された繊細な味
2)セイロン・オレンジペコ
茶葉原産:スリランカ(ディンブラ)
色:明るい赤みがかった茶色
香り:明るく若々しい茶葉の香り
香り自体は控えめで、茶葉のナチュラルな香りが感じられる
味:渋みや苦味は少ない
あっさりめで柔らかい
どこか暖かみがあり、安らぐ味
3)イングリッシュ・アフタヌーンティー
茶葉原産:中国の安徽省とスリランカ
色:鮮やかなブラウン
香り:中国茶のような落ち着いた香り
味わい:ライトからミディアムボディ
滑らかでほんのり茶葉の甘さが感じられる
プリンスオブウェールズからスモーキーな薫香を取り除いたような、クセのない中国茶のような紅茶
4)オーガニック・ブレックファースト
原料:フェアトレードにより取引された有機紅茶ブレンド
色:しっかり濃い目のリッチブラウン
香り:ナチュラルな茶葉の香り
味:フルボディでほのかにモルティ
まろみがあり、スムーズ
5)アイリッシュ・ブレックファースト
茶葉原産:ケニア、インドネシア、アッサム、中国
色:豊かな深めのブラウン
香り:ややスモーキーな香り
味:重厚なコクと渋みと渋み→ミルクに合う
ほのかな酸味、リッチな味わい
イングリッシュ・ブレックファーストに比べると渋みが強い
6)イングリッシュ・ブレックファースト
茶葉原産:ケニア、インドネシア、アッサム、マラウイ、中国
色:濃いめの琥珀色、アイリッシュより若干明るめ
香り:香りは控えめで、あっさり
味:紅茶らしい紅茶で、華やぎと軽やかさがある
クセなくバランス◎、何にでも合わせやすい万能選手
マカロンやクッキーなど繊細な味の食べ物を邪魔せず、毎日飲んでも飽きのこないブレンド
7)レディ・グレイ
原料:紅茶(中国、インド、アフリカ)、オレンジピール、レモンピール、ナチュラルシトラスフレーバー、他の天然フレーバー。
色:やや琥珀がかった明るい茶色、クリアー
香り:ライトな紅茶葉と、爽やかな柑橘系の香り
味:紅茶自体の味わいは軽めで、渋み・苦味が少ない
華やかでエレガント
水々しくフレッシュな果実味のある味わい
8)アールグレイ
原料:紅茶(中国、インド、アフリカ)、ナチュラルシトラスフレーバー、他の天然フレーバー
色:深めの茶色、クリアー
香り:レディグレイに比べ、茶葉の香り、柑橘の香りが強い
ほのかにスモーキー
味:苦味は少ないが、渋みがある
レディグレイに比べると、紅茶自体の味も強い
9)プリンス・オブ・ウェールズ
原料:中国の湖南省、江西省、安徽省、雲南省から厳選された高級紅茶
色:赤みがかったライトブラウン
香り:ややスモーキーな薫香
ラプサンスーチョンよりだいぶマイルド
そこはかとないフローラルな香りも感じられる
味:渋みは控えめ、コクがある
品の良い中国茶のよう
全体
一言で言うと、「雰囲気のあるお茶」
渋みは少なく飲みやすく、例えるなら、中国茶とダージリン、ラプサンスーチョンを合わせたような味。
枯れ葉のような落ち着いた香りに気持ちが落ち着き、少量でも満たされる。
10)ラプサン・スーチョン
原料:中国・福建省の厳選された紅茶
色:リッチブラウン
香り:スモーキーでやや刺激的
樹木感がある(ウッディ)
味:苦くはないが、渋い
ユニークな香りと渋みがマッチしている
後味はスッキリ
ミルクやレモンは入れず、ストレートがおすすめ
全体
紅茶という枠組みを超えた、とても個性の強いお茶。
個人的には薫香が好きなので、ハマりそうです。
渋みは強いけど苦味はないので、飲みにくいことはありません。
ガブガブたくさん飲めるお茶ではないけど、お酒のようにゆっくり味わいうのに向いています。
ナッツ(アーモンド&くるみ)やチーズと合わせると美味しくいただけました。
トワイニング紅茶10種類を全て混ぜた結果
上記の10種類のトワイニング紅茶を混ぜた結果がこちら↓
結論:意外と飲みやすくおいしかったです。
柑橘と樹木のスモーキーな香りがほのかに感じられ、複雑な奥行きのある香りになりましたが、
「ジャワティ」のように渋みが少なくスッキリとした味わいで、食事にも合わせやすいブレンドに仕上がりました。
まとめ
10種類それぞれに違った個性、特徴があることがよくわかりました。
飲み方やシーンのおすすめ以下の通りです。
朝
4)アイリッシュ・ブレックファースト
5)オーガニック・ブレックファースト
6)イングリッシュ・ブレックファースト
パンやジャムを塗ったスコーンなどと一緒に・・・
昼時
2)セイロン・オレンジペコ
3)イングリッシュ・アフタヌーン
ランチメニューと合わせて・・・
午後のおやつ
1)ダージリン
7)レディ・グレイ
8)アールグレイ
クッキーやマカロンなど繊細なお茶菓子と共に
夕方、夜
9)プリンス・オブ・ウェールズ
10)ラプサン・スーチョン
お酒のように、じっくりゆっくり味わって・・・
*カフェインに敏感な方は、夜に飲むのは避けたほうが良いかもしれません。
もし気になるお茶がありましたら、ぜひ試してみてください。
ご紹介した紅茶は全てアメリカで購入したものですが、日本からもアイハーブで買うことができます。
(一部品切れがありましたら、ごめんなさい。)
お読みくださり、ありがとうございました。
良いTea Timeを🍀