よく見られたい

「ママ？ぼくいつも
　いいところ見せれない」

今日の練習試合は
スカウトの人が来る

今のチームはジュニアが無いから
中1に向けて進路を決め始める

今までいくつか受けたセレクションで
「あまりよくなかった」
そんなことが多くて
理由を聞くと
「上手くできなかった」

上手くってなんだろう？

どうなっていたら上手くできたと感じられる？

本当にそうなりたい？

色々話していくと
見えてくるものがある

もちろん“受かりたい”
だから“よく見せたい”
うんうん、そうだよね！

じゃあ“よく見せた自分”
それで受かったその先はどうかな？
どんなことが待っているかな？

ママは
あなたにしか無いものを知ってる
それを出すことができるのも知ってるし
それが出た瞬間
本当にいきいきと楽しそうにしてるのを
いつも見て感じている

受かりたいけど
自分以上のものを見せようとしなくても
大丈夫なんじゃないかな？

シュートを外しても
「今のタイミングすごくいいよ！」

誰も来ていなくても動けていて
それをコーチが“いいね！”と
言ってくれることもある

泥臭くて
ゴールへの気持ちと勢いが人一倍あること
コーチも言っていたじゃない？

自分の感覚を信じて
自分のパワーで動く
それが最大の武器になるんじゃないかな

“できた”か“できない”か
それだけじゃないんだよ

自分のサッカーをして
それでスカウトしてくれたら
最高じゃない？

もしスカウトしてもらえなかったら
悔しさが生まれて
涙が溢れるかもしれないけれど
あなたの価値は何も変わらない
逆にその悔しさで
もっと強くなるかもしれないよね！

どっちでも
あなたが変わってしまうわけではないし
ママもあなたのことが
大切で大好きなのも変わらない

だから失敗も恐れなくていいし
“自分”を爆発させてみたら？

たぶんさ
得るものはあるけど
失うものなんてほとんど無いんだよ

自分らしく生きたらいいと思うよ！

でも
目の前に“不安”がきたら
有るものが見えなくなって
無いものしか見えなくなっちゃうんだよね

絶対にいつでも有るから
あなたなら大丈夫だから

子どもも、わたしも。