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10年前のデジタルカメラはゴミか。

ちょっと極端なタイトルで記事を書こうと思いますが、最初にお伝えしておくと3週間でfpLはリタイアしました。使いこなせなかった。
上手く自分の用途にフィットさせることができなかった。その事実は今後のカメラ選びの経験に活かせればと思いますが、今回はその代わりで導入したカメラについて。

今回購入したのはDfです。
結論、Nikonのこれまでのレンズ資産という呪いが最後まで付き纏ったというのが正直なところです。
Auto-NikkorやAi-Nikkorばかり手元にある私にとっては、それらのレンズ資産を売るのは二束三文。となると活用する方向になるわけですが、Auto-NikkorからFマウントの最終系なEレンズまで使えるフルサイズとしてDfは打ってつけかつ唯一無二でした。
あと、ちょうどマッ⚪︎カメラで美品のシルバーが14万円ちょっとで売ってたのもタイミングとして運命的でした。(いつも美品だとほんとに新古品みたいなのばかりだけど今回は底面にスレ跡があったり、ミラーちょっと汚れてたり、液晶もちょっと傷あったのはここだけの話)
で、勿論fpL含め周辺機器までまとめて売ったのでその差額で、このレンズも買いました。

フォクトレンダーのカラスコ28mmです。
新品のブラックリムを買いました。
昨年の夏に55mmを買ってから結構フォクトレンダーのFマウント、気に入ってまして、これと90mmが在庫あったのですが、中望遠は85mmのIF(インナーフォーカス)のやつが欲しかったのと、Aiレンズの24mmを夏に売ってしまってから広角系が不在だったので、広角というにもちょっと怪しい(準広角?)ですが、スナップには楽そうだったので買ってみました。

で、タイトルについてですが、ちょっと前に見たDfのレビューの記事で10年経った家電はゴミ扱いされるみたいな話を書いてる方がいたので、そこからタイトルをこんなタイトルにしてみました。
Dfは初めてではなく、3年くらい前にも人生初のフルサイズデジタル一眼として導入したことがあります。(その時はブラックでした)
結局、決定的な嫌なところはなかったのですが、K-3Ⅲの軍資金にドナドナしてしまったのですが、その時に70-300のレンズとDfで撮った写真の立体感をいまだに覚えています。
画素数は1600万画素と一見現代において低画素と思われがちですが、4500万画素とか6000万画素のカメラを使っていた人間がPCで再生させている分には気にならない画素数です。なんなら今までがオーバースペックだったようにも思います。

あと、ファインダー。
これはfpLを使ったからわかるありがたみが強いです。
控えめに言ってファインダーを覗いて写真を撮るという行為の気持ちよさを再確認しているところです。
D850のファインダーと比べると、ピントの山を掴みづらいところは時折ありますが、必要にして十分なファインダーが搭載されています。
やっぱり電子じゃないファインダー、いいですよね。
あと、シャッター。たまに鈍臭いシャッター音鳴らすことがありますが、手に伝わるシャッターショック。これがいいんだと再認識しました。
これもfpLを使って気づいたことですね。

あと地味に個人的にいいと思ってるのが、RAWデータのデータが軽いということやNEFというNikonのRAWデータの独特な拡張子。
これまでもNikonだったのでNikon純正のRAWデータ編集ソフトを使ってたので、やっぱりこれが一番使いやすい。

ごちゃごちゃ書きましたが、結論として10年以上前のカメラでも現役選手だと思います。映像制作とかなら最新=正義が成り立つのかもしれませんが、スチルで言うとそうではないと思います。
あと、バッテリー問題がありますが、Dfは2013年発売の化石カメラですが、まだ新品のバッテリーが買えます。そこはアドバンテージかなとは思います。
あと、このカメラ1台の絶対的エース的運用は厳しいと思います。
サポートも数年前にメーカーとしては打ち切られてるはずなので、そこは現行のカメラも買い足して、MFを楽しむカメラとして愛でると言う使い方が現実的かと思いますが、しばらくはこのDfでMFレンズを楽しみたいと思います。

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