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なぜ人付き合いが苦手な人ほど稼げるのか? プログラマーとして年収UP体験談

コミュニケーションの壁

私は昔から人とのコミュニケーションが苦手でした。学生時代も社会人になってからも、人間関係に悩むことが多く、自分に何か欠けているのではない
かと思うこともありました。


自分の居場所を見つける

そんな中、会社での業務効率化のためにプログラミングを学ぶ機会がありました。最初は単なる業務の一環としてやっていたのですが、次第にそれが私にとって「居場所」のようになっていきました。

プログラミングの世界では、黙々と集中して作業を進めることが評価されます。コードを書いているときは、他人との会話よりも論理的な思考が重要になります。そして気づいたんです—これこそ私に合った仕事なのだと。

アドラー心理学との出会い

最近、内藤誼人氏の『不安や悩みがすぐに軽くなるアドラー心理学』(ぱる出版)という本を読んで、自分の適性について新たな発見がありました。この本の中で興味深い研究結果が紹介されていました。

アドラー心理学は人間関係の重要性を強調していますが、日常生活において他者との交流は確かに不可欠な要素です。しかし、対人関係に不安を感じる方々にも希望はあります。

実は、社会的交流が苦手な人に適した職業が存在するのです。著者の調査によれば、コンピュータプログラマーがその代表例とされています。研究結果からも、プログラミング業務においては対人スキルの必要性は比較的低いことが実証されているようです。

フロリダ州立大学のジェラルド・フェリスは、106名のプログラマー(男性74名、女性32名)に、人付き合いの能力を測定するテストを受けてもらいました。 「相手の立場で考えるのは私にとってそんなに苦痛でもない」「状況に応じてどう振る舞えばよいのかがわかる」といった項目のテストです。その一方で、それぞれの年収についても教えてもらいました。その結果、人付き合いの能力が「足りない人」ほど、年収も高くなることがわかったのです。(88〜89ページより)

不安や悩みがすぐに軽くなるアドラー心理学

研究結果の解釈

その理由には、仕事の性格が影響しているようです。 プログラマーという職業においては、他の人とうまくやっていく能力よりも、黙々と目の前の作業をこなす能力のほうが重要だということ。自分の仕事にだけ集中し、他の人と雑談などをしない人のほうが、生産性も高くなるわけです。そしてそれが評価され、年収もアップするのでしょう。

心強い気づき

私自身も、プログラミングをする業務となってから会社での評価が徐々に良くなり、ボーナスも増えてきました。人間関係に悩むことはまだありますが、自分の強みを活かせる場所を見つけられたことで、少しずつ自信がついてきています。

コミュニケーション能力が全てではなく、それぞれの得意分野を伸ばすことで輝ける場所があるというのは、心強い発見でした。


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