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第1回 大前研一氏が提唱する、人生を変える3つの方法とは。

人生を変える行動は3つしかない

吉野 今日のテーマは「人生を変える行動は三つしかない」ということです。
大前研一という有名な経営コンサルタントの方がいらっしゃるんですが、その方が三つの方法を提唱しています。
結局は強制的にシフトしていくしかない、ということなんですよね。
何を変えていくかというと、まずは住む場所。あとは付き合う人、そして三つ目が時間配分です。

①住む場所を変える

吉野 りこさんの場合、旦那さんの転勤によって強制的に住む場所を変えざるを得なかったのですが、それってすごく人生を変えるきっかけになったと思うんですね。
僕も、京都に住んで名古屋に住んで東京に住んでと住む場所を変えましたが、引っ越しをするだけでも本当に人生変わるなと思うし、住む場所を変えることって非常に大切かなと思います。

りこ 例えば科学館で働いていたときに、「ちょっと働き方を変えよう」と思っても、仕事だけやめて場所は一緒というのは、想像ができないです。

吉野 分かる!

りこ 周りの環境は一緒だし、職場だった場所も近くにあるのに、働き方だけ変えようって難しいですよね。


とはいえ、住む場所を変えるって難しい?

吉野 例えば東京で会社員をやられていて、都内でマンションを買ったりとか、賃貸じゃなくて持ち家の方も多いと思います。
そうしたときに住む場所を変えるってなかなか難しいんじゃないかなと思うんですよね。

りこ 家族がいて、奥さんにも仕事があって、子供の学校があって、とか。「人生を変えたいから住む場所を変えよう」とは簡単には言えないですよね。

吉野 僕が吉野塾で伝えたいことは、「それをどうにか変えましょう」とか、「売却してなんちゃらしましょう」ということではなく、今の時代のいろんな選択肢についてです。例えばサブスク型の別荘のサービスがあったりとか。

りこ サブスク型の別荘…?

吉野 僕もウェイティングリストに登録してるんですけどSANUっていうサービスがあります。月額いくらか出すと非常にセンスの良いログハウスで別荘を楽しめるサービス。
それなら、例えば、平日は都内にいて、週末だけ別荘サービスを利用することもできます。最近だったらワーケーション的に別荘で仕事をするとか。そういったことも、場所を変えるという選択肢の一つになるので、いいと思います。

りこ 住む場所ということにこだわらず、作業する場所や自分が時間を過ごす場所を変えるっていうことですね。

吉野 そうなんですよね。もっとライトに言うならば、サードプレイスっていう言葉があるじゃないですか。有名なところだとスターバックスなんかも、第三の場所。自宅と会社以外に、もう一つの場所を作っていきましょうっていう概念があります。それを自分の中で作るということも、場所を変えることのライトな選択肢の一つだと思うんですよね。僕にとってみればそれってサウナだったりするんですけど。最近仕事ができるスペースがサウナにも結構あるので。

りこ へえ!

吉野 そうなんですよ。コワーキングスペースを併設したサウナスペースも結構多いんです。僕がよく行くのは、横浜にあるスカイスパ横浜っていうとこなんですけど、そこは館内着を着た人たちがデザインやったりプログラミングしたり、あとZoom会議したりしてますよ。男女問わずです。

りこ どこでもできる仕事っていいですよね。

吉野 これだけいい時代だし、MacBookとiPhoneとWi-⁠Fiがあればできちゃう。
あとはオンラインサロンもサードプレイスですよね。今回僕がやろうとしてる吉野塾みたいなオンラインサロンのコミュニティも場所を変えることになりますね。


②付き合う人を変える

吉野 オンラインサロンに入ることは、人付き合いを変えることにもなりますね。住む場所を変えたり作業する場所を変えることによって、付き合う人も必然的に変わってくると思います。付き合う人を変えるのもなかなか難しいことなので、これも強制的に自分の興味ある方向にシフトしていくといいんじゃないかと思いますね。

りこ 私も今、働き方を変えるにあたってオンラインサロンに入っています。

吉野 そうなんですね!

りこ はい。そこでよく聞くのが、「よく話す5人が自分の環境そのものになる」ということです。たくさん話をする人を変えることが環境を変えることになると言っていました。

吉野 それはあるよね。いきなりお金の話になって恐縮なんですけど、自分の年収は周りの5人に影響される、なんていうこともよく言います。


③時間配分を変える

吉野 そして最後は時間配分を変える。例えば会社員の方で、コロナ禍に在宅ワークになってその素晴らしさを感じたけれど、コロナが明けることによってまた会社に行かなきゃいけなくなった方もいると思います。そんな時に、在宅を継続するという決断をするのも時間配分だと思うんですよね。通勤時間がなくなりますから。また前の生活に戻るのではなく、在宅を継続することによって、時間配分の変え方を良い方向に維持できるといいですね。

りこ だいぶ違いますよね、家でやれると。

吉野 全然違いますよね。

りこ 休憩も何時でもいいし。会社だと何時から何時はみんな休憩みたいになりますから。

吉野 そうですよね。僕が3年くらいご支援している、ある大手のベンダーさんがいらっしゃいます。リーダー研修をずっとやらせてもらってるのですが、もう何年もマネジメントをしている副本部長の方が、長野に引っ越して一切会社に行ってないんですって。

りこ すごい。上の方が率先してやってくれるとだいぶ雰囲気変わりますよね。

吉野 そうなんですよ。僕が研修を担当する前は東京に住んでらっしゃったんです。長野に行かれてからは、新幹線通勤で月1回と言っていました。すごく充実したライフスタイルを送ってますね。
たまに会社に行くくらいがいいかなと思うんですよ、可能ならね。

りこ 私のお友達で新卒で大手の会社に勤めた子がいまして、今結婚して引っ越したんですがリモートワークで仕事は続けていて、月に1回ぐらいだけ会社に行っています。私の場合は結婚して仕事を辞めなくてはいけなかったんですけど、その子は在宅ワークで仕事を続けられています。たまに会社に行って人と顔を合わせて話すとすっきりして仕事が進むと言っていました。バランスのいい働き方ですよね。

吉野 そうですね。真面目な方ほど、コロナが明けたので嫌々ながら出社していると思います。そこはちょっと勇気を振り絞って、今日は在宅にしてくださいと言ってみましょう。その方が生産性が上がるんです、なんて言えるといいのかな。重要なことだと思います。

りこ そうですね。

吉野 時差通勤もありますが、なかなか難しいですよ。行くなら行く、行かないなら行かないと決めた方がいいと思うんですよね。

りこ 遅くしたからって、その他の時間をどれぐらい有効的に使えるかっていうかと難しいですよね。

吉野 そうなんですよ。あと、この三つ目の「時間配分を変える」に関してもう一つ。冒頭で村上春樹の話をしたのですが、村上春樹って実はすごいストイックな方らしいです。本も書いていますけど、すごいマラソンランナーらしいんですよ。

りこ へえ!

吉野 そう、1日10キロとか走ってるらしいです。

りこ そんなイメージなかったです。

吉野 村上春樹さんは1日のルーティンをしっかり決めていて、朝4時に起きて、5~6時間原稿に向かいます。午後は運動して、夜はジャズを聞く。村上春樹とまではいかなくても、例えばこれまで夜型だった方が朝型に変えてみる、というだけでも、人生を変えていくことに繋がると思います。

りこ それこそ会社に勤めていたら時間は決まっているので、4時に起きて仕事しよう!と思ってもできないですもんね。

吉野 そう。

りこ 仕事は朝やって、終わらせてしまって、午後は自由に時間を使う…

吉野 そういう進め方もいいなって思います。


大切なのは、ライフスタイルの再構築

吉野 一方で、僕は移動力も重要だと思っています。僕自身も全国を飛び回ってるのですが、移動すると結構クリエイティビティが上がるんです。遠くに行って人と接して、話をすることには、オンライン以上の価値があるのでね。引きこもって仕事をするだけじゃなくて、一方で移動みたいなこともハイブリッドでするのがいいかなと思います。

りこ そこをコントロールできるかが大事ですよね。嫌々行って、嫌々するのではなくて、「今日は家でしたい」って自分が思ったら家でして、「最近滞ってきたから外に出て人と話そうかな」というときには自ら選んでそれができるという環境が大事かもしれないですね。

吉野 そうですね。
だから僕が吉野塾で伝えていきたいのは、「個人の稼ぐ力」は当然、そして、「ライフスタイルを再構築するということ」。これらを二つの軸として教えていきたいと思っています。つまりお金だけ稼いで、タワマンに住んでポルシェ乗って…というだけでなく、いかに豊かなライフスタイルを過ごせるかというところです。経済的なことはあくまで一つの要素でしかないと思います。


最後に

吉野 今日はですね、雑談がすごく長くなっちゃった気がするんですけど。でも雑談こそに意味がある気がするんですよね。

りこ そうですね。

吉野 コンサルしていると、会社の問題解決をするにあたって、非常にショートカットするパターンもあるんですよ。もう僕の中で回答を持っているので「これをやっちゃいましょう」ってすぐに提案するパターンもあるのですが、一方で、その目的地に行くまでに地球3周回るぐらいの会話をするっていうのも結構重要かなと思っています。30分で話せばわかることを、あえて3時間話す価値ってあると思うんですよね。
それはやっぱりプロジェクトメンバーに腹落ちをさせたり、手法だけを教えるのでなくあり方を教えるっていうのかな。3時間話しているうち、雑談が9割だったりするかも知れないけど、その大切さはようやく最近、独立して感じているところでもあります。
なので、このポッドキャストでも雑談を楽しくやって行きたいと思うんです。

りこ 余計なところに、無駄なところにこそ…

吉野 価値がある。

りこ「意外と記憶に残るのってそういうところだったりしますよね。

吉野 そうなんですよ。
今日はポッドキャスト第1回目、「人生を変える行動」がテーマでした。大前研一が提唱する三つの方法を話させていただきました。復習すると一つ目は住む場所を変える。二つ目は付き合う人を変える、三つ目は時間配分を変える。これを意識していけると人生を変えていけるんじゃないかなと思います。

ではまた、次回のポッドキャストで、よろしくお願いいたします。

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『吉野塾 | 大人のラジオ』は、吉野隆行が主宰する、個別メンタリング&コーチング塾『吉野塾』の公式ポッドキャストです。

吉野塾は、会社や組織に依存せずに、自律型キャリアをつくりたい方、自分の市場価値を高めたい方、月収7桁を達成したい方、自由で成長を感じれる新しい働き方をしたい方、セカンドキャリアを目指す方、自分の理想の働き方や暮らし方をデザインしたい方など、多様な志向を持った大人の方々が集まる塾を目指しています。

このポッドキャストでは、吉野塾のメソッドやアプローチ、リアルなキャリアアップ事例などを紹介しながら、リスナーの皆様が自分らしいライフスタイルを築くためのヒントを提供します。

◎吉野 隆行
関連リンク
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◎須村 りこ
京都市在住、2歳男児の母。
これまで某国際空港のグランドスタッフや学習塾の講師、科学館スタッフなどの仕事をしてきたが、結婚、引越し、夫の転勤、出産、育児などライフイベントに伴い転職を繰り返す。
家族、自己実現、仕事をバランスよく並立させたいと考え、2022年4月からフリーランスに転向。
現在はオンラインで、宅録ナレーション、オンラインセミナーの運営サポート、ライティング、事務作業など様々な仕事の受託や、子ども向けのイベントの企画や実施などをしている。
会社員時代の収入を取り戻せるよう模索中。

HP:https://korisumura.com/
twitter:https://twitter.com/risukorisu375
note:https://note.com/riko_sumura


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